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韓~ベトナム空路、全面中断…現地進出企業と同胞「超非常」

アシアナ、6日に最後の運航 

「コロナ19」が急速に拡散し、今月7日から韓国とベトナムを行き来する航空便は全面中断される。先月末、ベトナム政府の韓国人入国禁止措置以後、国内の航空各社はからっぽの飛行機を飛ばして、現地の乗客だけを輸送してきた、搭乗需要が急激に減少して収益性が悪化し、けっきょく「運航中止」を決めた。

3日の航空業界によると、アシアナ航空は6日午前10時に仁川国際空港を出発するハノイ便を最後に、全ベトナム路線の運航を暫定的に中断する。このフライトは顧客なしで乗組員だけを乗せたままハノイに到着した後、午後2時20分(現地時間)に乗客270人を乗せて戻ってくる予定だ。韓国の到着予定時間は午後8時30分だ。

韓国人が多く暮らすホーチミン市を行き来する便も、この日に運航を停止する。アシアナ航空は5日午後7時25分、仁川空港から出発した後の6日午前0時10分、ホーチミンで乗客280人あまりを乗せて帰国する計画だ。大韓航空も4日午後11時10分にホーチミンを出発し、5日午前6時10分に仁川空港に到着する便を最後に全ベトナム路線を暫定的に運休する。ベトナム現地の各航空会社は、すでに先月末から韓国路線の運航を停止した状態だ。

ベトナムへの空路が切断されたことで、ベトナムに進出した韓国企業と韓国人がこうむる被害も相当なものになると思われる。世宗大のファン・ヨンシク教授は、「過去のサード(THAAD/高高度ミサイル防衛システム)事態や日本の不買運動当時、多くの企業が輸出多様化の観点からベトナムを選んだ」とし、「このことを勘案すれば、このような状況は韓国企業に影響を与えるだろうし、特に中小企業がこうむる被害は相当になるだろう」と語った。続けて、「今回の事態が長期化すると、物品の需給などに支障が生じるしかない」と付け加えた。

先だってベトナム政府は先月29日0時から、韓国人の無査証(ビザなし)入国許可を一時的に中止することを決定した。ビザの発給を受けた韓国人は入国後、14日間隔離することにした。 3日の外交部によると、ベトナムで隔離された韓国人は270人と把握されている。

これとあわせて、イタリアを行き来する便も運航がすべて中断された。大韓航空は5日から来月25日まで、仁川~ローマ路線を運休することにした。1991年6月27日に初就航した後、29年めで初めてのことだ。アシアナ航空も同じ路線を、来る8日から28日まで運休する。チェコ行きの航空便も続々と運航を停止している。チェコ政府は今月に入って最初のコロナ19確定者が出るやいなや、2日に韓国とチェコを行き来する便の運航を中止することにした。
  • 毎日経済_ソン・グァンソプ記者/チェ・グンド記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-03-03 17:12:06




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