現代自の鄭副会長、現代車株と現代モービス株を購入



鄭義宣(チョン・ウィソン、写真)現代自動車グループ首席副会長は「コロナ19」の拡散で株式市場が凍りついた状況で、現代自動車と現代モービスの株式を合わせて190億ウォンぶんを買い入れて、責任経営に対する意志を示した。支配構造の改編とは無関係だというのがグループ側の説明だ。現在、チョン首席副会長は現代自動車グループ系列会社の中で、現代自動車と現代モービスの代表取締役を務めている。

23日の金融監督院によると、チョン・ウィソン現代自動車首席副会長は現代自動車の株式13万9000株を95億1200万ウォンで買収したと公示した。

一株あたりの取得単価は6万8435ウォンで、この日の終値(6万8900ウォン)とほぼ同じだ。これにより、チョン首席副会長の現代自動車に対する持分率は、普通株を基準にして2.35%から2.41%に小幅で上昇した。チョン首席副会長が株式を購入したのは、2015年に現代重工業(316万4550株)と現代三湖重工業(184万6150株)から現代自動車株を買い入れた後の4年5ヶ月ぶりだ。現代自動車の株価は業績改善に支えられ、先月中旬には13万ウォン台で取引きされて安定した流れを引き継いたが、コロナ19の衝撃の後は急速に墜落した。このことから、株式市場の不確実性が加重されているなかでチョン首席副会長が前面に乗り出し、株を買い入れることで株主の過度の懸念を払拭させている。

またチョン首席副会長は初めて現代モービス株を7万2552株買い入れて、0.08%の株式を新たに確保したと述べた。一株あたりの取得価格は13万789ウォンで、総取得額は94億8900万ウォンだ。

チョン首席副会長はゲームチェンジャーを強調しつつ、世代交代と現代自動車の体質改善に乗り出すなかで、現代自動車と現代モービスの株式取得が持つ象徴性は大きい。

チョン首席副会長の株式買い入れは、最近の現代自動車と現代モービスの役員らの自発的な株式買い入れ活動に参加する次元で行われた。これは両社の株価需給を改善し、株主らの過度な懸念を解消することに役立つものと期待される。最近、現代自動車のイ・ウォンヒ社長は現代自動車株1391株を、ソ・ボシン社長は同じく4200株をそれぞれ購入した。

現代自動車グループの関係者は、チョン首席副社長の自社株買いについて、「コロナ19の世界的な広がりにともなう金融と株式市場の不安定な状況で、責任を持って会社を率いていくという意志を込めた活動」だと説明した。続いて「現代自動車・現代モービス役員の危機克服のための自発的な株式買取、およびチョン首席副会長などの経営陣の今回の活動は、将来の企業価値の向上と株主価値の向上につながるものと期待している」と強調した。

しかし現代自動車グループは、チョン首席副会長の株式買取はグループの支配構造改編とは無関係だと線を引いた。現代自動車グループの関係者は、「系列会社ごとの循環出資を解消するための支配構造改編の方向と視点が定まっていない状況で、チョン副会長の株式買取を結びつけることは妥当ではない」と説明した。
  • 毎日経済_カン・ゲマン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-03-23 17:51:22