ロッテ「キシリトールガム」…韓国「国民ガム」に


  • 「キシリトールガム」20年の実績


昨年は売上げ1100億ウォンを上げており、国内ガム市場(約2100億ウォン規模)で約52%を占める、ロッテ製菓の「親孝行商品」だ。ロッテ製菓の関係者は、「国内製菓4社のすべてのスナックとガムなどをあわせても、継続して売上げ1位を記録している」と説明した。 20年の歳月と市場支配力のおかげで、さまざまな記録も新たに書き改めている。最初に出荷されてからの累積販売額は2兆2000億ウォンに迫る。販売量は49億4100万個(板状ケースを基準に換算)に達する。この製品を韓国国民1人当たり約99個を購入した格好だ。今まで売れた製品のケースを一列にならべると26万9561キロメートルだ。これは地球を6.7周回ることができる長さであり、京釜高速道路を324回往復する距離だ。

ガムの製造が母胎であるロッテグループにとって、ロッテキシリトールガムは象徴性が大きい商品だ。故辛格浩(シン・ギョクホ)ロッテグループ名誉会長が1948年に日本で初めて操業を開始した事業アイテムがガムであり、韓国ロッテの母体であるロッテ製菓が1967年に初めて国内に出荷した製品もガムだった。キシリトールをガムに使用したのは1990年代初めで、故シン名誉会長の歯に良いガムを開発するようという指示に従ったものだった。ロッテ製菓はこの時から研究開発を始め、2000年の春に現在のような製品を出した。

1970~1980年代の国内ガムを代表する製品は、ロッテ製菓の「ジューシーフレッシュ」「フレッシュミント」「スペアミント」ガムの3種だった。キシリトールガムはこれらの「ガム三銃士」の系譜を引き継ぐ1位製品であるだけでなく、国内市場の流れまで変えた商品として評価される。歯の健康に良いカバノキ抽出成分のキシリトールを初めて採用し、平たい板ガムいっぺんとうだったガムの形をタブレット型に変えた。板状のケースに加えてボトル形状の容器も初めて導入した。その後、競合他社もすべてロッテキシリトールガムに付き従った。現在、国内全体のガム市場の約61%はキシリトール成分ガムが占め、「ガムはとうぜんキシリトールが入る」という認識までできた。

キシリトールが世に初めて知られた時期は1890年代と推定される。第二次世界大戦が勃発し、不足している砂糖の代理として研究され始めた後、糖尿病の患者用を経て1970年代の初めから歯科分野に活用され、虫歯予防に適した天然甘味料として認められた。

ロッテキシリトールガムは品質の良いフィンランド産キシリトールを使用して、高い含有量を誇る。キシリトールのほか、歯の健康に役立つ物質が入っている。歯の再石灰化効能のあるフノラン(海藻エキス)と乳蛋白から分離したカゼインホスホペプチド(CPP)やリン酸カルシウムなどが含まれており、歯の健康に役立つとロッテ製菓側は説明する。

研究開発も継続している。昨年に出荷した「キシリトールプロテクト」と「キシリトールホワイト」は、キシリトールガムを一段階アップグレードした製品として評価される。キシリトールプロテクトはプロポリス顆粒を、キシリトールホワイトはホワイトジェンを含有している。これらの製品は、既存のキシリトールガムの歯に対する健康機能をさらに強化したものだ。

最近、キシリトールガム発売20周年を迎えて「溶かして食べるキシリトール」を出荷して良い反応を得ている。溶かして食べるキシリトールは、食品医薬品安全処で虫歯の発生リスクの低減効果が認められたキシリトールを使用した健康機能食品であり、清涼キャンディの形態だ。
  • 毎日経済_イ・ホスン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-03-25 21:57:31