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LGディスプレイ、中国広州に4兆投資…LCDパネル工場竣工

LGグループの具本茂会長、中国現地生産システム構築 

  • LGディスプレイ、中国広州に4兆投資…LCDパネル工場竣工
LGディスプレイが中国・広州時代を開いた。この2年半の間、総40億ドル(約4兆ウォン)を投資したLGディスプレイチャイナの8.5世代(2200×2500ミリメートル)LCDパネル生産工場が1日に竣工した。 LGグループ内の単一投資では最も大きい。現在、LGグループが関連会社とともに建てている馬谷(マゴク)地区の大規模な研究開発(R&D)センターへの投資(総投資額3兆2000億ウォン台)よりも大規模だ。

具本茂(ク・ボンム)LGグループ会長(写真)はこの日の竣工式に直接参加した。趙俊鎬(チョ・ヂュンホ)LG社長と金淙植(キム・ヂョンシク)LG電子社長(COO)などLGグループ内の主要関係者とともに、許明秀(ホ・ミョンス)GS建設副会長も参加して人目を引いた。ク・ボンム会長は竣工式の後、胡春華広東省書記と個別に会って、LGと中国間の経済協力について緊密に議論しており、朱小丹広東省長ともミーティングを通じて継続的な協力の意志を念押しした。

ク・ボンム会長は中国で事業を陣頭指揮して、現地の高位層と接触するのは2009年の南京LG産業園を訪問して以来、5年ぶりのことだ。昨年も中国を訪問したが、その時は朴槿恵大統領経済使節団の資格だった。ク会長は今月末に予定されているLG化学南京電気自動車バッテリー工場の着工式に出席することも検討している。この工場は、年間に電気自動車10万台以上のバッテリー供給が可能な規模で、セルからモジュール、パックまですべて生産できる一貫生産体制だ。

ク会長にとって中国は単なる生産拠点というよりは、もう一つの内需市場だ。LGは1993年10月、LG電子が恵州市に生産法人を設立して中国に進出して以来、LG電子・LGディスプレイ・LG化学など、6社の系列会社で34社の生産法人を運営している。昨年は中国で35兆ウォン以上の売り上げを上げており、韓国市場に次ぐ規模だ。

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  • < LGディスプレイ広州工場 >

LGディスプレイ広州工場は、ク会長がいつも強調していた「安定したR&D投資」哲学が反映された所で、さらに意味が大きい。LGディスプレイが広州工場への投資を決定した2009年当時、LCDパネルのゲームは活況だった。しかし、その後の世界的な金融危機で景気が急激に凍りつき、LCD産業にも不況の影が垂れ込めて、2011年にLGディスプレイは営業赤字(マイナス9260億ウォン)を出した。LGディスプレイとチキンゲームを行っていた日本と台湾のディスプレイ企業が工場を売却し、事業から手を引くほどの厳しい構造調整期だった。

けっきょく2012年、約束された投資時点が近づいたが赤字は持続した。しかしク・ボンム会長は、次世代の食い扶持のためにR&D投資を怠ってはならないという平素の経営理念に基づいて、予定通りに投資を執行した。その年の5月、赤字状態で最初のシャベルを振り上げつつ、LGディスプレイは市場の懸念を抱え込まなければならなかった。しかし、世界的にLCD事業が構造調整されて、その年の末から事業は次第に安定を取り戻し始め、今年の上半期現在、LGディスプレイは9四半期連続で黒字を続けている。

今回竣工した広州工場の主力製品は、超高精細(UHD)・フルHDテレビを製造する際に使用される中規模から大規模(42・49・55インチ)のLCDパネルだ。この工場で生産されたLCDパネルを利用して、すぐ隣にある中国最大のテレビセットメーカーのスカイワース(創維)がテレビを製造する。わが国でも京畿道・坡州(パヂュ)で生産されたLGディスプレイパネルは、LG電子テレビ工場のある慶尚北道・亀尾(クミ)まで移送されて生産工程を経る。しかし、中国の広州ではそのぶん物流コストの削減が可能だ。

韓相範(ハン・サンボム)LGディスプレイ社長はこの日の記者懇談会で、「LCDパネルからモジュール生産まで、完璧な中国現地生産システムを構築し、グローバルな生産体制をさらに強化することになった」とし、「世界最大のLCDテレビ市場である中国でのシェアを確実に引き上げ、グローバルで一等の体系を固める計画だ」と語った。

広州工場は現在、総33万平方メートル(約10万坪)の用地の上に約12万平方メートル(約3万7000坪)規模で建設された。残っているスペースにも今後、追加投資したり協力会社が進出する見込みだ。

LGディスプレイは、広州工場の生産目標を2016年末で月12万枚とした。現在は月6万枚の生産で始めたが、2年以内に最大生産能力まで引き上げる目標だ。

一方、中国は世界最大のテレビ市場であり、LCDパネルの需要先だ。市場調査会社「ディスプレイサーチ」によると、中国では2011年に4400万台のLCDテレビが売られ、全世界で最大のテレビ市場(シェア21.8%)に上昇した。昨年、全世界で唯一の5000万台を超えるLCDテレビが売れ、今年の第2四半期にも23.5%のシェアを記録した。

金額ベースでも、中国は世界のテレビ市場をリードしている。ディスプレイサーチが発表した昨年のLCDテレビ地域別シェア(金額ベース)をみると、中国が29.4%で北米(20.1%)や西欧(13.8%)を上回った。

今後は中国の内需市場の成長に支えられ、中国LCDパネルメーカーの成長速度も加速すると予想される。
  • 毎日経済_広州_ハン・エギョン記者/ソウル_チョン・スンファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-09-01 17:27:00