トップ > 数字経済 > 企業 > 現代自、系列社に「現金確保」指示…コロナ緊急

現代自、系列社に「現金確保」指示…コロナ緊急


「コロナ19」の感染拡散でグローバルな実物・金融危機の懸念が大きくなるなか、企業は最悪の事態に備えて実弾を装填した。

韓国財界2位の現代自動車グループは最近、全系列社に現金資産の確保指示を下し、起亜自動車などの主要系列社が約3兆ウォンに達する追加の現金調達に乗り出したという。

31日の自動車業界によると、起亜自動車は3月下旬に「コロナ19危機」に対する3段階のシナリオを作成し、このうち最悪の状況に備えて現金資産3兆ウォンを追加調達する計画をグループに報告した。先だって現代自動車グループがコロナ19危機の悪化で3月中旬、全系列社に「現金資産を最大限に確保せよ」という指針を下したことによる措置だ。

現代自動車グループの関係者は、「トヨタ自動車やGMなどのグローバル企業も、コロナ19の衝撃を少しでも減らすために数兆ウォンの現金を積んでいる」とし、「具体的な調達方法は明らかにできないが、コスト削減から借入など、さまざまな方法を動員するつもり」だと語った。

起亜自動車の現金性資産は帳簿上、昨年末の時点で4兆2687億ウォンだ。起亜自動車は平時の状態では良好なレベルだが、危機管理のために3兆ウォンをさらに積む方針だ。

現代自動車と現代モービスなどのグループの中核系列各社はもちろん、現代製鉄をはじめとする他の系列社もまたそれぞれ数千億~数兆ウォンに達する現金・資金の調達方案を推進中だ。

各企業はコロナ19の拡散で世界中の工場が中断・閉鎖し、全方位での需要急減に苦しんでいた去る2月から流動性確保に赤信号がともった状態だ。 実際に企業の現金調達の窓口である社債の企業手形(CP)と電子短期社債の発行実績も、2月に入って大きな幅で増加した。金融監督院によると、今年2月の国内の社債発行規模は16兆8984億ウォンで、前年同月比で45.0%増加した。
  • 毎日経済_イ・ジョンヒョク記者/キム・ガンレ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-03-31 23:30:45




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア