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斗山インフラコア、中国の建設機械市場の反騰で「ニッコリ」


  • 斗山インフラコア、中国の建設機械市場の反騰で「ニッコリ」

斗山インフラコア(社長ソン・ドンヨン、写真)は中国から中型ショベルを大規模に受注した。「コロナ19」で低迷した中国建設市場だが、急速に反騰したおかげだ。これによって、今年の斗山インフラコアの実績も回復するものと期待を集めている。

6日、斗山インフラコアは中国の吉林省所在の大型インフラ建設会社2社から、22トン級の中型ショベル32台を受注したと発表した。この掘削機は長春市の地下鉄・高速道路・橋梁など、インフラの建設現場で使われることになる。これと関連し、斗山インフラコアの関係者は「今年の初めから二ヶ月のあいだ停滞していた中国市場の需要が正常化する傾向にある」とし、「業界では今月から来月まで、シーズンに入るものと見ている」と説明した。今回の発注社も追加で10台以上の中型ショベルを購入する意思を明らかにした。

実際に、中国の掘削機市場はすばやい回復を見せている。中国工程機械協会によると、1~2月に販売された建設機械は1万4000台と集計された。これは前年同期(2万7000台)の半分に過ぎない数字だ。しかし先月には4万台を突破したことが伝えられた。前年同期に比べても上回ると予想される。斗山インフラコアの掘削機販売台数も、今年1月の370台で前年同期比で31%減少したが、先月には前年同期(3439台)に比べて93%水準を記録した。

中国の製造業が蘇る兆しを見せているという点も好材料だ。先月31日、中国国家統計局が発表した中国の3月製造業購買管理者指数(PMI)は52.0を記録した。 2月に35.7で歴代最低値を記録した後、大きく反発した。PMIが50を超えると景気の拡大局面を意味する。ふつう中国内の掘削機販売は「春節(旧正月)」の後にピークに進入して3~4月に頂点を迎えるが、今年は「コロナ19」の影響で2月まで不振だった。

ただし中国の現地企業の物量攻勢に、これにともなう恩恵は限られるだろうという分析もある。中国工程機械協会によると、昨年の中国の掘削機市場シェアで上位10社のうち半数が地元企業だ。
  • 毎日経済_チェ・グンド記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-04-06 17:44:16




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