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産業銀行、資本金を大幅拡充…「コロナ19」衝撃に備え


KDB産業銀行は前例のない資本拡充に乗り出した。「コロナ19」の衝撃による実体経済の危機で大規模な企業構造調整が予想され、今後に必要な現金を先んじて確保しようとする試みとみられる。

10日の「公共機関経営情報公開システム(アルリオ)」によると、産業銀行の理事会は今年「劣後産業銀行金融債券(以下、「産銀劣後債」と略)」の発行限度を最大4兆ウォンまで承認した。産業銀行の理事会は、「コロナ19事態などによる政策金融支援の拡大に備え、先制的な資本拡充のために年内の発行限度を4兆ウォン以内で承認する」と明らかにした。

現在、産業銀行が発行した産銀劣後債の規模は5兆4000億ウォンに達する。これに加えて年末までに最大4兆ウォンを追加発行するならば、産業銀行は空前絶後の規模の資本を確保することになる。ここ5年間で最も大規模に産銀劣後債を発行したときは2016年だ。当時の発行規模は1兆ウォンだった。産業銀行の最近5年間の年平均の産銀劣後債の発行額は5000億ウォン水準だった。

現在、コロナ19によって流動性危機に陥った企業が一つ二つと産業銀行の手術台に上がっている。産業銀行がコロナ19で支援しなければならない政策資金は16兆ウォンを超えるうえに、斗山重工業などの産業銀行による資金輸血が必要な企業が徐々に増えている。航空産業も崩れて、大韓航空とアシアナ航空も追加の資金供給が急務だ。

産業銀行側は「限度を増やしたが、実際に4兆ウォン規模をすべて調達するかは今後の発行の推移を見る必要がある」と強調した。
  • 毎日経済_キム・ガンレ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-04-10 21:26:41




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