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炭素排出権取引制により韓国産業界は大打撃 追加費用は3年で…

炭素排出権、来年施行…排出権取引制の決定に産業界反発 

韓国産業界は炭素排出権取引制が予定通り来年から施行されるにともない企業の負担が増えると、依然として反発している。特に発電・造船・鉄鋼・ディスプレイなど、打撃が予想される業種では懸念の声がわき起こった。

財界は環境部で推定する二酸化炭素排出負担額2兆3000億ウォンに対し、「3年の間に最大8兆5000億ウォンの追加費用がかかるだろう」と反駁している。全国経済人連合会のユ・ファニク本部長は、「米国・カナダ・日本はもちろん、世界の炭素排出量の28.7%を吹き出す中国も実施してない状況で、われわれだけが強行する場合、韓国製造業の急激な競争力弱化につながるだろう」と憂慮した。

財界は、政府の炭素排出総量は2009年に推定したもので、基準とするならば2014年の現時点に合わせて再推定し適用すべきだと主張する。ユ・ファニク本部長は、「政府の排出総量基準があまりにも少なく、各企業に準租税のように作用するだろう」とし、「現実に合わせて総量を上げてくれないと、韓国の主要製造業の海外工場移転がさらに加速されるだろうし、国内にある工場は米国・日本と中国の間に挟まれる身の上になるだろう」と声を高めた。

財界では、産業界の負担最小限のために補完対策を用意するように促す一方で、電力削減などの炭素排出の削減のための技術確保のような対応策に入る「ツートラック戦略」に転換している。発電業界の関係者は、「排出権取引制の施行時、発電業界の移行費用のみで2兆5000億~13兆ウォンと予想される」とし、「過度な削減率の適用にともなう収益悪化は避けられない」と懸念した。この関係者は、「電力需要に応じて起動する発電業種の特性上、温室効果ガスの自己削減余力が極めて制限的な点を考慮されなければならないだろう」と指摘した。この関係者は、「排出権取引制を実施しなければならないなら、電気料金に反映しなければならない」と強調した。

造船業界の関係者は、「電気・ガス・油類の使用量が大半を占めるが、特に試運転に使用する油類は変動幅が相当に大きい」とし、「各社は電気・ガス・油類の使用量を減らす活動などを展開してきているが、大きな実効性はないだろう」と心配した。鉄鋼業界の高位関係者も、「政府が前向きに緩和措置を検討し、過重な排出権購入負担による産業界の競争力弱化を防がなくては」とし、「グローバル1位企業のポスコも数年内に衰退の道をたどるしかない」と強調した。

自動車業界でも、エコカー開発のための設備装置の導入で電力使用量が増えているなか、エコカーの開発が遅れるかもしれないという懸念が出てきた。

半導体や精油・石油化学などの業界では対策作りに腐心している。半導体業界では炭素排出権取引制の施行で、3年間に1兆7000億ウォンの費用を追加負担しなければならないだろうと見ている。

しかし取引制の施行を前提として、炭素排出量を減らすための努力を継続するという立場だ。サムスン電子は高効率な設備を導入したグリーン事業場の建設を通じ、炭素排出量を減らしている。
  • 毎日経済_キム・ウンピョ記者/イ・ホスン記者/ホン・ヂョンソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-09-02 17:36:54