ポスコケミカル、バッテリー陽極材工場を増設



  • ポスコケミカルが全南の光陽栗村産業団地に造成した陽極材工場。 [写真提供=ポスコケミカル]


ポスコケミカルは急成長している電気自動車用バッテリーの核心素材である「ハイニッケル陽極材」の量産体制を拡大して、新成長動力の確保に速度を出している。

ポスコケミカルは全羅南道光陽市の陽極材工場で14日、年間生産量2万5000トン規模の第2段階の生産ライン竣工式を行ったと発表した。この日の行事にはポスコケミカルのミン・ギョンジュン社長、キム・ヨンロク全羅南道知事、キム・ミョンファンLG化学社長など、ポスコと地域社会および顧客から関係者が出席した。光陽工場では電気自動車用バッテリーの「ハイニッケル陽極材」を生産する。

陽極材はバッテリー容量と出力を高めるために最も大きな役割を果たす部分で、バッテリー全体のコストに占める割合は40%に達する。バッテリーでニッケルの割合が高ければ効率が良くなるだけに、ハイニッケル陽極材は主に電気自動車用バッテリーに使用される。

ポスコケミカルは今回の竣工で光陽工場の生産能力を年間5000トンから3万トン規模で大きく引き上げた。多品種少量生産体制で運営されている、年産1万t規模の亀尾工場を含めると年間4万トンに達する陽極材の生産能力を確保したわけだ。

ポスコケミカルは、今回の竣工は最近の電気自動車市場の成長とともに需要が急増しているハイニッケル陽極材の量産を適時に構築したことに意味があると説明した。ポスコケミカルは今後の市場の状況に応じて、光陽工場を演算9万トン規模にまで拡大する計画だ。これは60kwh級の高性能電気自動車用バッテリーで約75万台に供給できる量だ。光陽工場で生産された陽極材は国内をはじめ、欧州・中国・米国などの電気自動車用バッテリーの生産ラインに供給される予定だ。

ポスコケミカルの関係者は、「グローバルな電気自動車市場は昨年の610万台から今年は850万台に、2025年には2200万台に急成長する見込みであり、陽極材市場も昨年46万トンから2025年には275万トン規模に、年平均で33%以上成長すると予想されている」と語った。ポスコケミカルは今回の竣工で、世界経済の不確実性が高まった状況でもバッテリー素材事業の将来の成長を継続できるようになったと評価した。

ポスコケミカルは今後2023年に年産で天然黒鉛負極材10万5000トン、人造黒鉛負極材1万6000トン、陽極材9万トンまで増設投資を拡大し、グローバルでのシェアを高める計画だ。
  • 毎日経済_チェ・グンド記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-05-14 17:43:46