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大韓航空、営業赤字566億…貨物で打撃を最小化

アシアナは営業損失2082億 

  • 大韓航空、営業赤字566億…貨物で打撃を最小化
  • 航空各社の第1四半期実績


今年の第1四半期、国内の航空各社は「コロナ19」の余波でいっせいに営業赤字を記録した。去る3月から国際線が相次いで運航を中断した影響が大きかった。米国や欧州など、世界的にコロナ19の被害が本格化する第2四半期には、史上最悪の赤字を記録するだろうとの懸念が高まっている。

大韓航空は15日、今年の第1四半期は売上げ2兆3523億ウォン(別途財務諸表基準)を記録したと暫定発表した。これは昨年の第1四半期(3兆415億ウォン)と比較して22.7%減少した数字だ。昨年の第1四半期は2384億ウォンに達した営業利益は566億ウォンの損失を記録し、3四半期ぶりに赤字に転じた。当期純損失は前年同期(894億ウォン)よりも7倍以上に増えて6920億ウォンを記録した。

大韓航空の第1四半期の業績不振は、すでに予見されたことだ。これまで市場では、大韓航空の第1四半期の営業損失は2000億ウォン台に達するだろうと予想した。しかし貨物部門で躍進し、赤字幅は減少した。実際に、この期間の旅客事業の輸送実績は前年比29.5%減少した一方で、貨物事業は3.1%増加した。

この日、ウ・ギホン大韓航空社長は「政府と国策銀行の支援に感謝する」とし、「今回の危機は外部環境によるものでだが、最善を尽くして自救努力を履行して、(今回の危機を)社の体質を改善する機会と考えるつもり」だと述べた。

アシアナ航空も今年第1四半期の売上げは1兆1295億ウォン、営業損失2082億ウォンを記録した。特に営業損失の規模は昨年の営業損失(4867億ウォン)に比べて42%の水準に達した。

格安航空各社(LCC)も次々と、第1四半期の赤字を出した。この日、ジンエアーは営業損失313億ウォンを公示した。エアプサンとティーウェイ航空も、それぞれ営業損失が385億ウォンと220億ウォンだった。国内LCCの最大手である済州航空も8日、営業損失638億ウォンを記録したと明らかにした。

航空業界では世界にコロナ19の拡散が本格化する、今年の第2四半期には業績が悪化すると予想している。先月から二ヵ月のあいだ国際線の運航が事実上中断された上に、最近の再拡散で一部の便の運航再開計画も不透明になったためだ。
  • 毎日経済_ソン・グァンソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-05-15 21:42:35




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