現代エレべーター…世界最速のエレベーター開発

炭素繊維製ケーブルの採用で 

現代エレベーター(代表取締役ソン・スンボン)は炭素繊維を使用して、時速76㎞に達する世界最速のエレベーターを開発した。

現代エレベーター(HYUNDAIELEVATOR)は21日、去る2014年から5年あまりにわたる研究の末にエレベーターに世界初で炭素繊維ベルトを採用し、時速76㎞(分速1260メートル)に達するエレベーターを開発したと発表した。

今回開発したエレベーターシステムのコア技術は「炭素繊維ベルト」だ。エレベーターに一般的に使用される金属ロープに比べて重量は6分の1に過ぎない。これまでは高さ600メートルに過ぎなかった運行距離を1000メートル以上に大幅に拡大し、同時に電力使用量は30%減少した。

特に炭素繊維ベルトは従来の金属ロープに比べて共振に対して安全な物性を有しており、超高層ビルで発生する可能性のある風や地震による振動を防止して安全な走行が可能だ。また炭素繊維の優れた耐熱性と引張強度に高分子材料のコーティングを加え、摩擦力と耐摩耗性を強化して寿命を2倍以上に伸ばした。

現代エレベーターはこの他にも、システムの一部に異常が生じても通常走行を可能にするモーターシステムと、空気抵抗を減らして乗り心地と安定性を高めるデザインなどのさまざまな尖端技術を適用したと紹介した。

炭素繊維ベルトのエレベーター技術を現存する地上の建物の中で最も高い「ブルジュ・ハリファ」(828メートル)に採用すると、最上階まで到達する時間を46秒に現在よりも20%短縮させることができる。

ソン・スンボン代表取締役は、「企業の現代エレベーターが協力社や研究機関との共同の努力で、世界初で最高の技術を開発したということに意味がある」と述べた。現代エレベーターは今後、国内の認定基準策定などの手続きを経て商用化に乗り出す計画だ。また2022年に本社が移転する忠州に世界最高の高さのテストタワーを建設し、今回開発したエレベーターを設置・運行する計画だ。
  • 毎日経済_チェ・グンド記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-05-21 21:46:23