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韓国の対中国輸出に赤信号 脱依存かウォン対策で価格競争力をつけるか

対中国の輸出寄与度、マイナス墜落…岐路に立った韓国経済/中間財の加工貿易、通用しない...中国依存度減らし新興市場発掘する必要 

  • 韓国の対中国輸出に赤信号 脱依存かウォン対策で価格競争力をつけるか
  • < 韓国産TVパネルは減り、中国産パネル増える *資料=韓国貿易協会、ディスプレイサーチ >

今年に入って対中国の輸出寄与度がマイナスに落ち込んだのは、貿易黒字の牽引車的役割を果たしてきた中国輸出に赤信号が灯ったことを意味する。世界的な景気が生き返りつつ、主要国への輸出はすべて回復の勢いを見せているが、対中輸出はむしろ減少幅が拡大し、「中国輸出を通じた経済成長」という好い時期は終わったという診断が出てくるほどだ。

昨年のわが国の総輸出のうち中国に対する輸出の割合は26.1%で、2位の米国(11.1%)の2倍以上に達する。それだけ中国経済に対する韓国経済の依存度が高いという話だ。

2000年代以後、韓国経済の成長要因の一つの軸を維持してきた対中輸出が最近になって不振になったその根本的な原因として、中国の景気鈍化幅が大きくなったという点を挙げられる。最近になって、中国内需の二大柱の消費と投資が同時に下り坂を歩いている状況だ。消費景気を示す中国の小売販売増加率は、2012年の15%台から今年に入って12%台に落ち、固定資産投資の増加率も、昨年の上半期までは20%の水準を維持したが、この7月には17.0%に下がった。その結果、昨年は6.8%だった中国の輸入増加率は、今年の7月には累積1.2%に下落した。

中国の輸出景気も力を発揮できずにいる。金融危機の期間を除き、この10年間は平均20%の水準に増加していた中国の対世界輸出は、2012年から増加勢いが急激に鈍化し、今年の第2四半期は4.9%の増加にとどまった。中国に中間財を輸出して加工貿易を行う韓・中交易構造の特性上、韓国の対中国輸出増加率も落ちるしかない。

輸出全体の中で加工中継貿易が占める割合が減少したうえに、韓国の主力輸出品と中国の輸入需要のあいだのミスマッチ現象が深刻化したことも、中国への輸出が減少する原因だ。産業通商資源部の高位関係者は、「中国に輸出する品目のうち、大多数の貿易製品の形態は加工貿易だが、加工貿易の割合がますます下落しており、中国への輸出が減っている」と診断した。実際に加工貿易が縮小するにしたがって、中国の総輸入のうち部品素材の輸入の割合は、2000年の55.8%から2013年には39.2%に下落した。一方、韓国の対中輸出のうちの部品素材の割合は依然として35%に達するのが実情だ。また、韓国の主力輸出品目である石油製品・石油化学などに対する中国の自給率が高まり、輸入を代替している。韓国貿易協会によると、対中国輸出の10大主力品目のうち、今年の7月までに4つの製品の輸出額が昨年より激減したことにもこのような理由が作用した。今年の1~7月、対中輸出品目のうちの石油製品は24.7%減少した40億ドル、石油化学中間原料は6.3%減った34億ドル、警報器などの電子応用機器は18.9%減の37億ドル、フラットパネルディスプレイおよびセンサーは10.9%減った96億ドルだった。特にディスプレイパネルの自給率は、中国政府の集中的な支援で2011年の1%水準から3年めで30倍近く急成長した。

原材料の輸出が昨年から低迷したことに続き、最近では資本財の輸出までがマイナス0.6%を記録して減少傾向に転換した。資本財は対中国輸出の最も大きな部分(61.1%)を占める項目だ。加工段階別では最も大きな比重を占める中間財の輸出が、部品輸出の好調にもかかわらず低迷する姿を見せた。半導体輸出の増加などの影響で部品の輸出は9.8%増えたが、半加工品の輸出が7.8%減少し、今年1~7月の累積的な対中国中間財の輸出は前年同期との対比で0.7%の増加にとどまった。

現代経済研究院のチョ・ギュリム専任研究員は、「中間財の輸出構造による不振は、短期間に克服することは難しい」とし、「特に対中国輸出の割合が高く、中国の自給率が上がっている石油化学・IT、機械部門の輸出が相対的に大きな打撃を受けると予想される」とにらんだ。

けっきょく中国への依存度を減らし、新興市場を発掘する戦略が必要な時点だ。

あわせて、中国が内需市場で育てられない産業に集中する戦略が必要だという分析が出ている。韓国ウォンが相対的に大きく上昇して、弱化した価格競争力を再び向上させる必要もある。

チョ・ギュリム専任研究員は、「国内経済の高い中国依存度によるリスクを軽減するためには、中国を代替できる新興市場を発掘し、現地進出に注力しなければならない」とし、「中国との経済協力を強化し、中国の消費市場攻略のための戦略など、中国の内需市場拡大に伴う機会を活用すべきだ」と語った。
  • 毎日経済_キム・ユテ記者/イ・ヒョンヂョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-09-03 17:38:41