GSグループ、ドローンを利用した新サービス提供



  • 許世烘(ホ・セホン)GSカルテックス社長は8日、済州島のGSカルテックス ムス村ガソリンスタンドでのドローン配達イベントに参加して挨拶をしている。 [写真提供= GSカルテックス]


8日午前10時35分、済州市の海安洞(へなんどん)のGSカルテックス ムス村ガソリンスタンドで横2メートルに達するドローンが空に飛んだ。目的地は直線で1.3キロメートル離れた近所のペンションだ。ペンションの消費者は、GS25「自分の冷蔵庫」アプリを介してお弁当を注文した状況だった。 3キログラムに達する弁当を載せたドローンは約3分間の飛行の末、午前10時38分に安全にペンションに到着した。ドローンの開発を総括したチョン・フン韓国電子通信研究院(ETRI)郵政・物流技術研究センター長は、「10時36分には800メートル離れたヘアン小学校にサンドイッチ軽食を配達することに成功した」とし、「今後はGSカルテックスと毎月1回ずつ、GS25で販売している商品を載せて配達する試験飛行を続けていく計画だ」と語った。

GSカルテックスがETRI、産業通商資源部、GSリテールと手を取り合ってこの日、ガソリンスタンドでドローン配達サービスを公開した。この日のイベントに許世烘(ホ・セホン)GSカルテックス社長と、ウォン・ヒヨン済州道知事、チョ・ユンソンGSリテール社長、パク・チョンヒョンETRI所長らが出席した。今回のデモイベントで公開したドローンは、約30~50メートル上空を飛んで目的地に到着した。チョン郵政・物流技術研究センター長は、「ドローンは秒速10メートルの強風にも耐えられるように設計された」とし、「周期的な飛行を通じて安全性を確保していく予定」だと説明した。


  • 済州島GSカルテックス ムス村ガソリンスタンドで、配達のためにドローンが離陸する。 [写真提供=GSカルテックス]


GSカルテックスは今回のデモが一回性で終わらず、実際のドローン配達につながるように着実に投資していく計画だ。消費者がアプリでGS25で販売している商品を注文した場合、近くのガソリンスタンドに待機中のドローンが商品を載せて飛ぶ配達システムを確保するというものだ。このためにETRIはドローンが10キログラムに達する荷物を積んで、往復10キロメートルを移動できるレベルに開発していくことにした。ホ・セホンGSカルテックス社長は、「ガソリンスタンドは物流車両の進入が容易で、物品の積載スペースが充分であり、全国に分布していいることから物流拠点化に適している」とし、「ドローン配達をはじめ、今後のガソリンスタンドを活用した様々な物流サービスの開発を継続的に推進していく」と語った。

ドローン配達が商用化されると、今回のデモで見ることができたように、既存の流通インフラへのアクセスが困難な島嶼地域にボトルウォーターやお弁当・食材などの生活物品と、安全常備薬品などの救援物資も迅速に出荷することができる。物品配達にかかる時間とコストを大幅に減らすことができることから、「物流の死角」に居住する住民には大きな助けになると期待される。

GSカルテックスは物流会社と協業して、ガソリンスタンドを拠点にしたドローン配達事業化を支援し、GSリテールなどの系列会社のネットワークを活用してドローン配達拠点を拡大するなど、系列会社間のシナジー効果の拡大案も模索していく計画だ。

GSカルテックスがガソリンスタンドでドローン配達サービスを開始することにしたのは、既存のガソリンスタンドを未来型のガソリンスタンドに変化させていくための戦略の一環でもある。

GSカルテックスは既存のガソリンスタンドで提供される給油・洗車・整備などの一般的なサービスだけでなく、カーシェアリングと電気自動車・水素自動車の充填などのモビリティサービスをはじめ、宅配便やドローン配達などの物流サービスを提供する場所にガソリンスタンドを変えている。
  • 毎日経済_ウォン・ホソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-06-08 21:23:03