現代・起亜自、当期営業利益が激減…「下半期も難しい」

コロナの影響は長期化 


  • 起亜自動車が第2四半期の業績を発表した23日、平沢港の専用埠頭で輸出車両が船積みを待っている。現代・起亜自動車は、最近は世界的な自動車販売が少しずつ生き返っているが、下半期の本格的な回復を楽観視するにはまだ早いと説明した。 [イ・スンファン記者]


現代自動車の第2四半期の営業利益は、1年前の同じ期間より50%以上も減少した。起亜自動車の営業利益も同じ期間に70%以上も下落した。「コロナ19」の世界的な猖獗(しょうけつ)がもたらした衝撃は、第2四半期の実績から帳簿に反映され始めたわけだ。一部の業界専門家は、「赤字は免れたのでよく守った」と分析したが、肝腎の現代・起亜自動車の内部では下半期の景気回復に対する不確実性を憂慮する不安感は大きい。

現代自動車は23日、今年の第2四半期の売上げは21兆8590億ウォンと営業利益5903億ウォンで、売上げは前年同期と比べて18.9%、営業利益は52.3%減少したと明らかにした。純利益は3773億ウォン、営業利益率は2.7%で、それぞれ62.2%と1.9%ポイント減少した。同じ期間の起亜自動車は、売上げ11兆3688億ウォンと営業利益1451億ウォンと集計された。売上げは昨年の第2四半期との比較で21.6%下落し、営業利益は72.8%減少した。

現代自動車グループの関係者は、「コロナ19の拡散による主要な市場での移動制限措置、工場稼動の中断の影響で世界的な自動車需要が昨年第2四半期よりも大きく減少し、販売・営業利益が大幅に減少した」と説明した。ただし現代・起亜自動車の第2四半期の業績は、専門家らの見通しを小幅で上回っ水準だ。業界では第2四半期の現代・起亜自動車の売上高は前年同期比で20%以上減少し、営業利益はそれぞれ70%と90%以上減少するものと推定した。


第2四半期は懸念していた通り、コロナ19の衝撃波が帳簿に数字でそのまま反映された。現代自動車はこの期間に世界で完成車70万3976台を販売した。 1年前の同じ期間よりも36.3%減った数字だ。起亜自動車は27.8%落ちた51万6050台の販売を記録した。現代自動車は「パリセード」を含め、高付加価値のスポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)や高級ブランドのジェネシスの新車「GV80・G80」が国内市場でよく売れて、売上・営業利益の減少幅を起亜自動車よりも小さくした。特に第2四半期の国内におけるジェネシスの販売比率は16.2%で過去最大を記録し、世界での販売割合も5.4%で前年同期比で2倍以上に増えた。

第1四半期の国内と中国工場の稼働中断、中国産部品の供給支障事態を経験した現代・起亜自動車は、第2四半期の北米・欧州市場での生産・販売の麻痺に苦しめられた。第2四半期の現代・起亜自動車の世界各地の工場稼働率は50%台だった。すでに深刻な供給過剰を経験した中国の工場は、これよりも低い30%台だと伝えられた。上半期全体で見ると、現代自動車は売上げ47兆1784億ウォン、営業利益1兆4541億ウォン、世界の販売は160万7347台と集計された。前年同期比での売上高は7.4%、営業利益は29.5%、販売量は24.4%減少した。

一部の業界専門家らは、世界の自動車市場は第2四半期に底を打って、第3四半期から回復傾向を見せて「V字」反発を開始することを期待する。しかし現代自動車グループは容易ではないと見ている。現代自動車は毎年夏に行っていた中間配当も、今年は実施しないことにした。キム・サンヒョン現代自動車財経本部長(専務)は、「第3四半期から自動車需要の回復が予想されるが、コロナ19による景気低迷とコロナの再拡散に対する懸念は残っている」とし、「新興国は以前から景気の下落を経験してきたし、コロナ19前のレベルにまで回復するには長い時間がかかるようだ」と語った。

現代自動車グループは今年の世界の経済成長率(GDP成長率)は-3.6%で、マイナス成長を記録するだろうと見通した。さらに2022年以降には各国がコロナ19事態の中で財政を拡大したことが後遺症として残り、3%以下の低成長が固着するだろうと見込む。今年の世界の自動車販売は2018年との比較で20%減の7000万台に、来年は13.5%減の7950万台と予想され、2023年ごろになってようやくコロナ19事態以前の水準に需要回復が可能だというのが現代自動車グループ推算だ。

現代自動車グループは流動性管理を最優先目標にして、下半期の危機管理を維持していく方針だ。現代自動車グループはコロナ19事態が本格化した今年3月に、系列会社ごとに数千億~数兆ウォンの現金資産を確保するようにグループレベルで指示した。現代自動車の20兆ウォン台と起亜自動車10兆ウォン台など、現代自動車グループが積み上げた現金資産は30兆ウォンに達すると推定される。SUVとジェネシスの新車を世界市場に追加出荷し、収益性も高める計画だ。

ただし現代自動車グループは電気自動車(EV)などの次世代エコカーと未来モビリティ事業には投資を惜しまないことにした。全世界のEV市場はコロナ19事態で短期的には成長鈍化は避けられないが、各国政府のインフラ育成で再び成長するきっかけが充分だという期待だ。現代・起亜自動車は来年から、初のEV専用プラットフォーム(E-GMP)をベースにした新車も次々と登場させる予定だ。
  • 毎日経済_イ・ジョンヒョク記者/パク・ユング記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-07-23 19:46:52