韓ネクソン社、売り上げ「3兆クラブ」入りを予告

モバイルゲームがヒット 


韓国で1位ゲーム会社のネクソン(NEXON)は、その代表的な知的財産権(IP)である『ダンジョンアンドファイター(Dungeon & Fighter)』神話に支えられ、国内ゲーム社では初の年間売上高3兆ウォン達成に青信号が灯った。 2018年は創立以来で初の営業損失を記録し、昨年は会社の売却説に動揺していた不振を振り払った姿だ。

31日のゲーム業界によると、日本の東京証券取引所第1部に上場されたネクソンの株価は、前取り引き日との比較で8.72%急騰して1株当たり2730円(約3万1147ウォン)で取り引きを終えた。時価総額は2兆4145億円(約27兆5593億ウォン)に達する。これはネクソンが2011年に東京証券取り引き所に上場して以来の史上最高値だ。国内の上場企業と比較すると、時価総額8位のサムスンSDI(27条3339億ウォン)と9位の現代自動車(27兆290億ウォン)を一気に抜いた。日本の証券業界ではネクソンの目標株価を2800円まで提示している。上昇の余地があると見てたわけだ。

ネクソン上昇の原動力は来る12日に中国で発売される、今年最大の期待作『アラド戦記モバイル』(ダンジョンアンドファイターモバイル)だ。ネクソンは2005年に国内発売した後の2008年に中国に進出し、長期にわたって人気のある『アラド戦記』PCオンラインゲームをモバイルゲームとして開発している。中国でのサービスはテンセントが担当する。昨年12月から始まった事前登録者は5900万人を超えた。 PC版『アラド戦記』は毎年1兆ウォン前後の収入をネクソンにもたらしてる。『アラド戦記モバイル』の人気はコロナ19事態の長期化にアンタクト(非対面)トレンドまで加わって、PC版を超えるだろうという観測が出ている。

ゲーム業界の関係者は、「ふつうネクソンの四半期業績は第1四半期が最も高く、後半に向かうほど減少を示してきたが、今年はアラド戦記の力で下半期もサプライズ実績を上げる可能性が高い」と展望した。証券業界によると、ネクソンは第2四半期に前年同期比で最大19%成長した、売上げ640億円(約7294億ウォン)を記録するものと予想される。

今年で発売15年を迎えたた『アラド戦記』はネクソンの最大のIP(知的財産)だ。これまで稼いだ売上げは150億ドル(約17兆ウォン)以上だ。これはSFアクション超大作『スター・ウォーズ』のすべてのシリーズの興行収入を合わせたよりも数十億ドル多く、去る5月の時点でグローバル興行作である『アベンジャーズ』シリーズの約2倍に達するというのがネクソン側の説明だ。

ネクソンは昨年下半期から捲土重来を狙った。ネクソンを創業したキム・ジョンジュNXC代表は売却計画を放棄した後、『アラド戦記』を発掘したワンダーホールディングスのホ・ミン代表を顧問に電撃移籍した。またネクソンコリアのイ・ジョンホン代表に力を与え、本業であるゲーム事業に全力投球するように体質改善を注文した。

ネクソンはモバイルゲームで新しい興行神話を書いている。ネクソンはPCオンラインゲームの強者だったが、危機克服のキーワードとして「モバイル」を取り出した。これまでに人気を享受したIPをモバイル版で再誕生させる戦略がうまくいったという分析だ。ネクソンは10年以上も「業界1位」のタイトルを持っていながらも、モバイルゲームでは苦い味をよく味わった。しかし今は変わったという評価が出ている。

ネクソンが去る15日に出したモバイルゲーム『風の王国:Yeon』は最近、国内のモバイルゲームの売上げ(グーグルプレイストア基準)2位に上がった。昨年11月以後、NCソフトの『リネージュM』と『リネージュ2M』など、「リネージュ兄弟」が国内ゲーム市場の1・2位を独占する形だったが、これをネクソンがやぶったわけだ。

31日現在、ネクソンのモバイルゲームの中では『風の王国:Yeon』、『カートライダーラッシュ+(KartRider Rush+)』(6位)、『V4(Victory For)』(8位)、『FIFAワールドカップモバイル』(21位)の4つの30位以内に入った。ネクソンがモバイルゲーム市場に進出して以来の歴代最高の成績だ。『カートライダーラッシュプラス』と『V4』は北米・欧州・アジアなどの世界市場に正式に発売されたし、大きな反響を得ている。

ゲーム業界の関係者は、「果敢な組織改編と選択と集中戦略がネクソンの変化を可能にした」とし、「このような雰囲気なら、ネクソンの今年の年間売上げは3兆ウォンを超えるだろう」と語った。
  • 毎日経済_イム・ヨンシン記者/イ・ヨンイク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-07-31 19:56:25