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韓国証券市場「半導体株・外国人主導」を脱皮

主導株が多様化し、個人投資家が主導 

  • 韓国証券市場「半導体株・外国人主導」を脱皮
  • 今年の主要国の証券市場の上昇率


グローバルな証券市場が「コロナ19」の打撃で苦しんでいる状況で、コスピは昨年末に比べて10%以上も上がって歴代最高点の更新を狙っている。サムスン電子とSKハイニックスなど半導体のほかに、バイオ、バッテリー、プラットフォームなどの未来型新産業で躍進する韓国企業が続々と出現するうえに、外国人投資家の売り越しもかsかわらず、「トンハクケミ(東学アリ)」が指数を押し上げた結果だ。半導体株価が上がって、外国人が買ってこそ上昇可能だった韓国株式市場に根本的な体質変化がおきているという診断が出ている。

去る12日のコスピは2432.35で、昨年末の2197.67に比べて約11%上昇した。同じ期間の米国のS&P500指数は5%、中国の上海総合指数は9%、台湾の加権指数は6%上昇した。一方で日経225指数は3%、香港のハンセン指数は10%、イギリスのFTSE100指数は17%下落した。この期間に23%上昇したナスダックを除けば、今年に入って主要国の証券市場の中で最も速い回復レベルを示しているわけだ。

このような回復は、まずサムスンバイオロジクスやLG化学、ネイバーなどのコロナ19状況でも高い成長率を示すと予想される成長株のおかげだ。これまでサムスン電子やSKハイニックスなどの半導体に偏っていた韓国の株式市場が多様化しているわけだ。

韓国証券市場で半導体が占める割合は、今年に入って減っている。

昨年末の時点でサムスン電子の時価総額が有価証券市場全体に占める割合は25.1%だったが、去る13日には23.7%に落ちた。

サムスン電子の株価は今年に入って5.2%上昇したが、未来産業が占める割合はより迅速に増えた結果だ。 LG化学、サムスンSDI、SKイノベーションなどのバッテリー3社が有価証券市場に占める割合は、昨年末は3.6%にとどまったがこの日には6.1%で2倍近く増えた。また、サムスンバイオロジクスとセルトリオンなどのバイオ企業が占める割合も、同じ期間に3.5%から5.8%に上昇した。

外国人の売り越しにもかかわらず、個人が株式市場を引き上げていることも変化した姿だ。これまで韓国の証券市場は外国人が買ってこそ上昇が可能だった。 2016~2018年の外国人買い越しとコスピ上昇の間の相関係数は0.7以上だった。一方、今年の4月以降は外国人売りが続いたが、指数の上昇が展開した。

専門家らは流動性供給に応じて、当分のあいだはこのような証券市場の状況が続くと見ている。金融投資協会によると、11日現在の投資家預託金は50兆7264億ウォンで、これは株式市場へ参入しようとする待機資金がまだ豊富である看做すことができる。
  • 毎日経済_パク・イネ記者/ウ・ジェユン記者/キム・ギュシク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-08-13 22:49:33




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