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サンヨン自動車、多方面に「起死回生」策を展開

米フォードや中BYDなどと生産で協力か 

米国の自動車流通企業「HAAHオートモーティブ・ホールディングス(HAAH)」は近いうちに双龍(サンヨン)自動車に投資するために、平沢工場の実査を終えることが伝えられた。来月、サンヨン自動車の大株主である印マヒンドラ・グループとHAAHが、株式投資を公式に発表するという展望も出ている。このほかに米フォード自動車、中国の比亜迪(BYD)との生産・輸出に関する議論も少しずつ進展するなど、サンヨン自動車の起死回生のための希望が見えている。

20日の完成車業界によると、HAAHは早ければ来週にサンヨン自動車への株式投資のための実査を検討していることが伝えられた。すでにHAAHの実務陣は投資主幹事であるサムスン証券・ロスチャイルドとともに、7月に密かにサンヨン自動車を訪問しており、今回の実査は投資のためのさらに具体的な動きとして解釈される。

HAAHは2014年に設立された米国のスタートアップで、中国5大完成車のチェリー自動車が株式を保有していることが知られている。 HAAHはチェリー自動車のスポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)モデルである「バンタス(VANTAS)」を米国・カナダ市場に出荷することを検討している。

業界の関係者は、「HAAHがサンヨン自動車の工場を北米輸出のための生産拠点として活用するという構想の下で持分投資を検討していると聞いている」とし、「現在としてはHAAHが有力な候補だが、最終的に契約が成立するかはまだ分からない」と語る。金融界ではHAAHが来月中旬にサンヨン自動車に投資するための「バインディングオファー」を提出するだろうという観測も出ている。

サンヨン自動車は株式投資のほか、海外企業と進行中の生産協力も速度を出している。コロナ19事態で中断された事業が再開され、サンヨン自動車に活気を与えるものだ。

米フォードとは2週間ごとにビデオ会議を開いて、実務を議論していることが伝えられた。フォードはサンヨン自動車のモデルにフォードのエンブレムをつけて輸出する案を昨年末から進めてきた。また、サンヨン自動車の平沢工場で電気自動車(EV)を生産することを検討している中BYDとは、協力を具体化する覚書(MOU)の締結が間近に迫ったことが知られたが、サンヨン自動車は公式には否定した。ただしBYDのテスト車両が平沢工場で目撃されている。
  • 毎日経済_イ・ジョンヒョク記者/パク・ユング記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-08-20 17:29:39




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