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SKハイニックス、NAND型メモリ事業で勝負かける


  • SKハイニックス、NAND型メモリ事業で勝負かける

下半期のDRAM価格の下落と米・中対立の持続という悪材料に囲まれたSKハイニックスは、NAND型フラッシュメモリ事業での競争力強化を通じた企業価値の成長に拍車をかける。最高経営責任者(CEO)である李錫熙(イ・ソクヒ)社長が直接社員に会い、NAND型メモリ事業とソリューション事業の役割を強調したことで、SKハイニックスのNAND型メモリ事業の動きに業界の関心がいっそう集中している。

25日の業界によると李社長は最近、第2四半期の業績を発表後に行われたオンラインプラットフォームによるCEOと企業メンバー間の「オールハンズミーティング」で、NAND型メモリ事業の競争力強化を注文した。オールハンズミーティングはシリコンバレーに由来する経営陣とメンバー間の討論会で、李社長が就任直後に導入した。今年に入って「コロナ19」によって、オンラインプラットフォームを介してのメンバーとのコミュニケーションを続けていった。

李社長はこのミーティングで、「第2四半期のNAND型メモリ事業でのソリッド・ステート・ドライブ(SSD)の割合が初めて50%に達するなど、多くの発展があった」とし、「今後もデータセンター向けSSDなどのソリューション製品の競争力をさらに確保できるように努力てほしい」と頼んだという。

李社長は2019年の新年の辞で、企業価値100兆ウォンを達成しようと明らかにしたが、後に役職員らに会って機会にあるたびにNAND型メモリ事業が企業価値の成長に大きな役割を果たすべきだと強調してきた。今年の上半期の時点で、SKハイニックスの売上げ15兆8054億ウォンのうちでNAND型メモリ事業の占める割合は3兆7576億ウォン(23.7%)だ。 DRAMの売上げ(11兆1862億ウォン)に比べて3分の1の水準だ。

SKハイニックスはNAND型メモリ事業の向上のために、ソリューション競争力の強化を積極的に進めている。ソリューションはスマートフォンに搭載されているデータ記憶装置のUFSや、情報技術(IT)機器に使用されるSSDなどのNAND型メモリを基盤にした製品をいう。

SKハイニックスは世界に先駆けて開発した128段4D NAND型を踏み台にし、現在は世界4位の水準にとどまっているNAND型ビジネスでも最高レベルに跳躍するという計画だ。 SKハイニックスはモバイルソリューション製品はもちろん、相対的に低迷していると評価されたSSD分野でも競争力を急速に整えているという評価だ。アン・ヒョンSKハイニックスソリューション開発担当は、「ソリューション事業は特定の製品に集中するよりも十分なラインナップを揃え、顧客が希望する製品をタイムリーに提供できなければならない」とし、「SKハイニックスはSSD分野でのすべてのポートフォリオを備えており、来年までに企業向けSSDの分野でも競合他社と同じレベルのラインナップを備えるものと期待する」と説明した。
  • 毎日経済_チョン・ギョンウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-08-25 17:16:59




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