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現代モービス、平澤に新工場…EV部品の生産拠点

年15万台分で来年下半期に稼動 

現代モービス(Hyundai Mobis)は京畿道平澤(ぴょんてく)市に年間で純粋な電気自動車(EV)15万台に部品を供給できるモジュールの生産拠点を構築する。これにより、現代モービスは忠州(ちゅんぢゅ)と蔚山(うるさん)そして平澤をつなぐ、エコカー部品の三角クラスタを完成することができる。

現代モービスは去る26日午後、京畿道水原市の京畿道庁で李在明(イ・ヂェミョン)京畿道知事、チョン・ジャンソン平澤市長、パク・チョングク現代モービス代表取締役(社長)などが参加したなかで、工場設立のための投資協約(MOU)を締結したと発表した。

現代モービスが建設する新工場は、黄海経済自由区域内の平澤ポスン地区(BIX)に建てられる。敷地は総1万6726平方メートル(約5000坪)規模で、355億ウォンを投資して早ければ来月にも着工する。現代モービスは来年下半期から、年間15万台に相当するEV用のモータやインバータ、減速機などの統合モジュールとシャーシーモジュールを生産する予定だ。

現代モービスは2013年、忠州に電動化の中核部品専用工場を建てた。続いて2018年には忠州第2工場、昨年には蔚山にEV中核部品専用工場をそれぞれ作った。今回の平澤新工場は忠州と蔚山に続いて、首都圏に初めて建設されるEV中核部品工場だ。現代モービスの関係者は、「平澤工場は忠州と蔚山を結ぶ三角編隊を形成し、今後の製品開発や物流効率などでシナジー効果を出すことが期待される。特に起亜自動車華城工場とは約13キロメートル離れており、部品供給が容易だ」と強調した。

現代モービスは平澤・忠州・蔚山を結ぶ3つのEV用核心部品の生産拠点を介して、EVはもちろん水素燃料電池車(FCEV)市場をリードするという抱負だ。研究開発(R&D)投資も継続的に強化する。特に自律走行と電気自動車に特化したシャーシ・モジュール、スマートキャビン(内装)プラットフォームの開発に注力している。

現代モービスは「コロナ19」で業績が悪化したなかで、上半期に年初計画していたR&D投資の50%を執行した。京畿道義王研究所をR&Dの拠点として育成するために3000億ウォンを投資すると発表した。
  • 毎日経済_イ・ジョンヒョク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-08-26 19:50:30




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