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サムスン電子、米クアルコムの5Gチップを委託生産


サムスン電子のファウンドリ(半導体受託生産)事業部は米クアルコムの第5世代(5G)移動通信チップを受注したことが分かった。 IBM、NVIDIA、クアルコムなどの大型顧客の製品を連続受注し、顧客を増やしているという分析だ。 8日の業界によると、サムスン電子は米クアルコムの5Gアプリケーション・プロセッサの「Snapdragon(スナップドラゴン)」4シリーズの生産を引き受けることにしたと伝えられた。中低価格型のスマートフォンを狙った5Gチップで、2021年第1四半期に商用化される予定だ。

4シリーズは中国のシャオミやオッポ、モトローラなどがバイヤーとして知られているが、来年の第1四半期に商用化されると予想される。クアルコムは昨年までフラッグシッププラットフォームであるスナップドラゴン8シリーズのみで5G製品を発売したが、今年に入って中・高価型の7シリーズと6シリーズの5G製品を公開した。サムスン電子は7シリーズの生産を担ってきたことが分かった。今年の初めにはクアルコム5Gモデムチップ「X60」の一部の生産契約を獲得することもした。

サムスン電子ファウンドリ事業部は、影響力を増やしているという評価だ。先月には米IBMの次世代サーバ用中央処理装置(CPU)「Power 10」の生産を引き受けることにしたし、今月は米NVIDIAのグラフィックス処理ユニット(GPU)を受注したことも伝えられた。市場調査会社のトレンドフォースによると、今年第3四半期のファウンドリ市場でサムスン電子はシェア17.4%を、TSMCは53.9%を記録すると予想される。
  • 毎日経済_ファン・スンミン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-09-08 17:43:36




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