現代自、日本車の「おひざ元」アセアン狙う…ベトナムで人気


  • 現代自とトヨタの販売量推移(上)と
    現代自のシェア推移


現代自動車グループは北米とヨーロッパそして中国に次いで、東南アジアで事業領域を拡大している。

15日のベトナム自動車産業協会(VAMA)によると先月、現代自動車のベトナム法人である現代タンコンと、起亜自動車のベトナム法人のタコス起亜はそれぞれ5367台と4412台を販売し、ならんで市場シェア1位(19.5%)と2位( 16.0%)を占めた。一方、トヨタ自動車(4259台)とマツダ(2644台)、三菱(1714台)、ホンダ(1634台)など日本車ブランドは、現代・起亜自動車に押されて3~10位に名前を上げた。

昨年、ベトナムで初めて日本車の牙城を崩した現代自動車は、今年も現地化マーケティングで2年連続1位を達成するだろうという期待感を大きくしている。 8月末の時点で現代自動車の累積販売台数は4万987台で、トヨタ(3万4743台)と6000台以上の格差を広げた。市場シェアは20.4%で、2017年のベトナム市場進出以来初の20%突破だ。現代自動車の月別販売実績を見ると、コロナ19の拡散の影響が深刻だったこの2~4月を除く5ヶ月はずっと1位を逃さなかった。起亜自動車も累積販売実績3万1959台を記録し、3位に名前をあげた。

モデル別では、現代自動車の「アクセント」がトヨタ「ヴィオス」とともに1万台の販売を達成し、起亜「セラト」と現代自「グランドi10」「サンタフェ」などはならんでベストセラーカーのトップ10に名を連ねた。自動車に高率の税金を課すベトナムでは、排出量1500㏄以下の小型車種が主に売れているが、現代・起亜自動車の海外戦略型小型車が優れた商品性で好評を得たおかげだ。特にグランドi10の場合、広い内部空間と高い燃費で「ベトナムの国民車」と呼ばれている。

現代自動車のベトナム市場攻略の秘訣は、Webドラマ制作、スポーツスポンサーシップ、社会貢献活動(CSR)など、現地化されたマーケティング活動があげられる。

昨年末、現代自動車は韓国とベトナムの若者たちが現代自動車の従業員として登場し、将来をともに夢見る内容のウェブドラマを制作したが、これに関連する映像視聴が5000万ビューを超えた。また最寄りの販売店で旅行をテーマにコナ試乗プログラムを運営しており、アマチュアサッカーリーグのスポンサーシップにも参加した。現代自動車は昨年4月、ベトナムサッカーの英雄と呼ばれるパク・ハンソ監督に、現地で組み立てたサンタフェを提供した。

ベトナムの自動車市場規模は年間35万台レベルに過ぎないが、最近の2年間で50%以上も急成長している。ベトナム政府が6月末から現地組立車に対する登録税を50%減免する政策を実施しているなかで、現代自動車は現代タンコン第2工場の増設を通じて年間生産能力を10万台以上に引き上げる計画だ。

韓国車ブランドのアセアン市場における販売比率は昨年の時点では5.2%に過ぎないが、現代自動車グループはベトナムを拠点にインドネシアやシンガポールなどの市場攻略に拍車をかけている。

現代自動車グループはインドネシアに来年末の稼動を目指し、15億5000万ドルを投資して年間25万台の生産能力を備えた工場を建設している。また今年の下半期、シンガポールに「現代モビリティグローバルイノベーションセンター」を建設して、さまざまな交通手段と連携した複数のモビリティサービスを実証する方針だ。
  • 毎日経済_パク・ユング記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-09-15 18:13:32