SKハイニックス、米インテルのNAND部門を買収


SKハイニックスは「グローバルNAND型フラッシュメモリ市場トップ2」のために勝負をかけた。米インテル社のNAND型フラッシュ事業部門を90億ドル(約10兆3000億ウォン)で買収する。 SKハイニックスは今回の買収により、DRAMに続いてNAND型部門でもグローバル2位の企業に跳躍し、サムスン電子とメモリー半導体「二強体制」を構築することになる見通しだ。

SKハイニックスは20日の公示を通じて「インテルのメモリー事業部門であるNAND部門を90億ドルで買収する譲渡・譲受契約を締結した」とした。買収対象はインテルのNAND型ソリッドステートドライブ(SSD)をはじめ、NAND型の単品とウエハービジネス、中国の大連工場などだ。インテルの次世代メモリであるオプテイン(Optane)関連事業は、買収対象から除外された。取引きが仕上げされると、2016年のサムスン電子による米ハーマン買収の規模(80億ドル)を超えて、国内企業の海外企業買収・合併(M&A)史上で最大の規模になる見通しだ。

SKハイニックスはDRAM部門ではサムスン電子に次いで2位を占めているが、NAND型部門では弱勢を免れずにいる。今年の第2四半期基準(11.4%)のシェアで、1位のサムスン電子(33.8%)と大きな差を見せて5位にとどまっている。しかも米マイクロン社(10.3%)の激しい追撃を受けている状況だ。2000年代半ばは18%に迫るシェアを記録し、3強の一つとして数えられもしたが、2007年から供給過剰と、その後に続いた世界金融危機でシェアは一桁に墜落し、2012年にSKグループに買収された後もシェアは10%前後にとどまって反発するきっかけを整えられなかった。 NAND型部門はSKハイニックスにとって「病んだ指」だったわけだ。

インテルのNAND事業の買収によって、SKハイニックスはこれまで続いてきたNAND事業の不振を一気に克服できるものと思われる。市場調査機関のオムディアによると、今年の第2四半期の時点でNAND市場のシェアはサムスン電子が33.8%で1位、日キオクシアが17.3%で2位を占めている。インテルは11.5%でSKハイニックスは11.4%と、それぞれ4位と5位に上がっている。 SKハイニックスがインテルNAND型事業の買収を完了すると、NAND型市場シェア20%を突破して、キオクシアを抜いて2位となる。

特にインテル強みである企業向けSSD市場では、サムスンを抜いて世界1位になると思われる。

半導体業界ではSKのインテルNAND事業買収の背景には、NAND型事業の競争力を強化するための崔泰源(チェ・テウォン)SK会長のこだわりがあるという分析だ。崔会長は平素からSKハイニックスが強い半導体企業になるためには、D-RAMとNAND型フラッシュの競争力を強化する必要があると強調してきたことが伝えられた。崔会長は2012年の半導体市況の悪化の中でも、前年比で11.4%増の3兆9000億ウォン規模の施設投資を断行したことをはじめ、SKハイニックスの大規模な投資を積極的に支援してきた。
  • 毎日経済_ノ・ヒョン記者/パク・チェヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-10-20 23:48:58