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韓マンド社、未来車のステアリングシステム開発

米に続き中国でも採用か 

「電子制御式ステアリング(Steering by Wire/SbW)システムを筆頭に、米国と中国の未来車市場に対する攻略を拡大していきます」。

  • 韓マンド社、未来車のステアリングシステム開発

マンド(MANDO)社のチョ・ソンヒョン グローバルステアリング製品中心組織長(BU長・上級副社長、写真)は13日、京畿道城南市板橋(ぱんぎょ)のマンド中央研究所で毎日経済新聞とインタビューを行い、「中国の電気自動車メーカーとSbWシステム供給のために協議中」だとし、「中国でSbWシステムを搭載した車両をテストしており、早ければ来年に製品の供給などで良いニュースがあると期待している」と語った。

チョ上級副社長は「中国で近いうちに自動車にSbWシステムを搭載できるように法規の改正が行われる予定で、今後は中国の顧客を対象にさまざまなプロモーションを進行する予定だ」と説明した。マンドは中国の黒河市で中国の顧客社を対象に、自動車部品のウィンターテスト(Winter Test)を進行しながらSbWシステムを実証した。顧客は試験車両をマイナス40度に低下したヘイホ試験場で直接駆動し、技術を評価した。

SbWシステムはマンドが世界に先駆けて開発した、ステアリングホイールと車輪が完全に分離されたステアリングシステムだ。ステアリングコラムとギアボックスを接続する機械を省いて、電気信号で車両の方向制御を可能にする。チョ副社長は「電気自動車・自律走行車など、未来車が発展する方向にSbWシステムが必須になると予想し、5年前から技術を開発した」とし、「2022年からは米国の電気自動車スタートアップのカヌー(Canoo)社の製品に搭載され、本格的に量産が行われる予定だ」と説明した。

同氏は続いて、「ステアリングホイールと車輪の物理的な接続が必要なくなり、エンジンルーム内に確保できるスペースが増え、ステアリングホイールの位置も自由にできるようになる」とし、「これを活用して運転席の利便性が高くなるようにスペースを有効活用できるし、特に自律走行車両に合わせて新たに内部空間をデザインすることができる」と説明した。
  • 毎日経済_ソ・ドンチョル記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-11-13 17:33:54




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