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「訴訟王」ソウル半導体、欧州でも勝訴

蘭フィリップス欧州製品に回収命令 

グローバルな光半導体専門企業であるソウル半導体は17日、携帯電話と照明製品のLED特許を侵害したヨーロッパの流通業者を相手に独デュッセルドルフ地方裁判所に提起した特許侵害訴訟2件で、販売禁止と製品回収命令を受けて勝訴したと明らかにした。

ドイツの裁判所は去る10月、蘭フィリップス社の照明会社(Klite)製品に対して永久販売禁止と回収命令を下したことに続き、欧州流通社ロイチェスターク・ベトリプス(Leuchtstark Vertriebs)社が販売した照明製品がソウル半導体のもう一つの特許を侵害したと判断した。このことから、該当する製品も永久販売禁止と2017年3月以降に販売されたすべての製品を回収するように命令した。

またソウル半導体の携帯電話用バックライトLEDに関する特許技術を侵害したヨーロッパ最大の大型電子機器流通会社コンラッドエレクトロニック(Conrad Electronic)社にも、製品の販売禁止判決と2017年10月以降に販売した製品をすべて回収する命令を同時に出した。これによってソウル半導体は2019年10月の最初の勝訴をはじめとして、フィリップスブランドのテレビ製品に対して2件、フィリップスの照明系列社の製品2件に対する勝訴など、フィリップスブランドに関連する特許侵害訴訟4件ですべて完全な勝訴判決を受けた。

ソウル半導体はこの20年間で1兆ウォン以上の研究開発(R&D)を投資しながら、光半導体の分野で第2世代のLED技術をリードしている。この3年間に6カ国で行われた30件の訴訟で100%勝訴し、永久販売禁止命令をもたらした。ソウル半導体のイ・ジョンフン代表は、「知的財産権は、若い創業者や企業人らが倉庫から始めてグローバル企業に成長し、階層間の移動を可能にするはしご」だと強調した。

ソウル半導体は世界第2位(関連会社を除く順位)のグローバルなLED専門企業で、特許技術1万4000件を保有している。差別化された製品ポートフォリオを土台に、室内外の照明や自動車、IT(携帯電話・パソコンなど)、紫外線分野などの全ての領域に適用可能なLED製品を研究開発して量産し、グローバルな顧客に供給している。世界で初めて開発・量産した製品はLED産業の標準となっている。
  • 毎日経済_アン・ビョンジュン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-11-17 17:12:37




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