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ハンファ・ソリューション、中国企業に勝訴


ハンファソリューション(Hanwha Solutions)は中国の太陽光発電企業が中国で提起した特許無効審判で勝訴し、太陽光発電部門の技術力を認められた。

17日、ハンファソリューションの太陽光事業部門であるハンファQセル(Hanwha Q CELLS)によると、中国最大の太陽光発電企業のロンジソーラー(LONGi Solar)は、2019年7月と8月に「国家知識産権局専利局復審・無効審理部」に、ハンファQセルが中国で保有しているシリコン系高効率セル技術「パーク(PERC)」セル関連の特許2件に対する無効審判を提起したが、今年11月初めに当該の機関はハンファQセルの特許が有効だと発表した。

今年初めに同社とハンファ尖端素材およびハンファQセルはハンファソリューションに統合されたが、ハンファQセルブランドがグローバルな太陽光発電市場での競争力を持っているだけに、米国・ヨーロッパ・中国などではハンファQセルで販売およびマーケティングを行っている。今回の審判によって2件の特許を基礎に、ハンファQセルは全世界のパークセルの生産で最も大きな割合を占める中国でも知的財産権を着実に保護されることになった。

特に太陽光発電業界は中国企業が自国で提起した特許無効審判で、中国の政府機関が「特許は有効」だと判決を下したということに注目している。自国のバッテリーが搭載された電気自動車のみに補助金を支給するように、一般的に中国は自国企業に有利な経営環境を造成してきたからだ。このような現実でハンファQセルの特許が認められたことは、それだけパークセルが持っている技術の独創性と有効性が優れていることを示す。

ある業界の関係者は、「中国の太陽光発電市場でハンファQセル製品が占める割合は大きくないが、今回の判決が持っている象徴性は中国での技術力を認められたこと」だとし、「今回の判決は他の国でも行われている太陽光の特許訴訟に与える影響に注目するべき」だと述べた。

ハンファQセルはドイツでジンコソーラー(Jinko Solar)とロンジソーラー(LONGi Solar)およびRECの3社の太陽光発電企業を対象に、パークセルに対する技術侵害に関する特許侵害訴訟を進行している。去る6月、独デュッセルドルフ地方裁判所はハンファQセルに1審勝訴判決を下し、この結果に基づいて被告各社は特許侵害製品のドイツ国内への輸入・販売禁止と、昨年1月30日以降に流通された特許侵害製品の回収義務も負うことになった。

ハンファQセルのチョン・ジウォン最高技術責任者(CTO・専務)は、「今回の決定はハンファQセルの排他的技術力を太陽光発電の販売地域だけでなく、生産地域でも認められた快挙」だと明らかにした。
  • 毎日経済_ウォン・ホソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-11-17 19:08:22




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