ウリ銀行「支店大手術」80%あまりを統廃合

労組は反対「大規模な構造調整」 

ウリ銀行は中・長期的に現在の支店数の86%程度(700カ所)を減らす「支店大手術」に着手した。短期的には全国で支店の資産を基準に上位117店舗を拠点店舗として選定し、これらを中心に店舗や人員の統廃合に乗り出す。このような店舗削減戦略は支店数が減少して銀行へのアクセスは落ちるが、特定の支店での資産管理、企業の融資などをワンストップで行える利点もあり、消費者の反応が注目される。

19日の金融界によるとウリ銀行の未来金融デザイン部は最近、来年以降に適用される店舗戦略としてVG(Value Group)を選定し、その中心となる支店117ヶ所を選抜した。 VGは既存の店舗戦略の一つであったTG(Together Group)から「一緒にまたは共に」という概念を取って「価値」という言葉に置き変えた。

VGはこれまでのTG戦略を全国的に拡大し、より積極的な店舗「スリム」戦略を中核とする。これまでのTGは地方拠点店舗(65ヶ所)を中心に、2~6ヶ所の支店をまとめて管理したが、VGは全国支店別の総量(個人・企業以上・受信の合計)基準で上位117ヶ所を別途に選定し、これらを中心に5~6カ所の店舗を結ぶ作業だ。

新しいVG長の選定作業も進行中だ。 117ヶ所の中でも上位VGは既存の本部長が務めて、一般VGは今年の年末人事で新たに任命される。このためにウリ銀行人事部は、先週から全国の支店長に社内公募を進めたし、最近に申請者の受付を終えた。

VG長は支店長よりも高く、役員よりは低い職位だ。ウリ銀行の関係者は「中・長期的に全国のVG内に一ヶ所ずつのみを残すということ」だとし、「非対面の活性化で店舗整理が必要な状況だ」と語った。

ウリ銀行のVGは現在の店舗数(840ヶ所)の14%水準である117ヶ所だ。このことから、今年の年末人事も大規模な見通しだ。ウリ銀行では今年の12月末に任期が満了する副銀行長(3人)、副銀行長補(10人)は総13人だ。これら含めてVG人事までは一度に行われるわけだ。

このような店舗戦略は2016年から流行した都市銀行の「ハブアンドスポーク」戦略と類似している。ハブアンドスポークは車輪の中心軸(ハブ)からスポークが広がるように、地域拠点店舗を中心に中小型店舗を1つのグループで形成するという意味だ。顧客の立場でも、拠点店舗に行けば不動産や株式などの資産管理、退職年金、集団貸出、中小企業や相続業務などを一度に相談できるという長所がある。

しかしウリ銀行は金融持株内に証券・保険会社の関連会社がなく、個人顧客の総合資産管理では他の銀行よりも不利な面がある。それでも支店数はハナ銀行(674ヶ所)よりも多い。ウリ銀行の今年の第3四半期までの累積販売管理費は2兆4270億ウォンで、新韓銀行(2兆2259億ウォン)やハナ銀行(2兆870億ウォン)よりも多く使ったことが分かった。

ウリ銀行の内部では労働組合を中心に、反対の声も高い。けっきょく大規模な構造調整の信号弾だというわけだ。ある金融業界の関係者は、「当初VG戦略は10月に発表しようとしたが、労組の反対で2ヶ月延期されたと聞いている」とした。

一方、ウリ銀行はマイナス通帳貸出商品の最高限度を、従来の3億ウォンから1億ウォンに下げることにした。対面チャネルは20日から、非対面チャネルは23日から主要な通帳貸出(マイナス通帳)の上限が従来の2億~3億ウォンから1億ウォンに減ることになる。

  • ウリ銀行支店数の推移

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  • 毎日経済_ムン・イルホ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-11-19 23:56:04