LGディスプレイ、透明OLEDを日パナソニックに独占供給



  • 日パナソニックが公開した透明有機発光ダイオード(OLED)方式のデジタルサイネージ。 [写真提供=パナソニック]


次世代自律走行車などのさまざまな尖端プラットフォームに採用される「透明有機発光ダイオード(OLED)」ディスプレイ市場が急速に成長している。 LG電子と中シャオミに続き、日本のパナソニックも透明OLEDディスプレイを活用した商業用製品を来月から出荷する。全世界に透明OLEDディスプレイを独占供給するLGディスプレイの、未来のディスプレイ領土も着実に大きくなることが期待される。

22日の関連業界によると日パナソニックは来月、企業間取引(B2B)用に55インチの高解像度(FHD)透明OLEDサイネージ(デジタル看板)を出荷する計画だ。 LGディスプレイは京畿道坡州工場で製造された透明OLEDパネルをパナソニックに独占供給することが伝えられた。業界関係者は「LGディスプレイは透明OLEDの商用化に世界で初めて成功したし、今でも安定してテレビや商業用の透明OLEDパネルを量産できる企業はLGディスプレイだけ」と説明した。

透明OLEDディスプレイは、ガラスのように透明なパネルに各種デジタル情報を表示することができる製品だ。SF映画などで見るような、革新的な拡張現実(AR)などを実現させる重要な製品として注目される。

これまで商用化された透明ディスプレイには透明の液晶表示装置(LCD)がある。しかしLCDは液晶自体で光を出すことができず、パネルの背後や側面に光源を装着しなければならないことから実際の活用度は制限された。またLCDは偏光板やカラーフィルターのような部品が追加され、光が物体を通過する透過率が10~20%と低い。

一方、LGディスプレイが商用化した透明OLEDパネルは、本体そのものが光を出す「自発光OLED」特性のおかげで外部光源の必要がない。透過率も40%で一般的なガラス(透過率約70%)ほどではないが、透明LCDよりもはるかに高い。解像度と視野角などの基本性能も透明LCDより優れているというのが業界の分析だ。

LGディスプレイは昨年、透明OLEDパネルの商用化に成功した。続いてLG電子は透明OLEDによるサイネージ製品を出荷した。その後、中シャオミが最初の55インチ量産透明OLEDテレビの「Mi TV LUX」を今年8月に発表した。こうしたなかで日パナソニックまでがB2Bの量産品を発売し、透明OLED市場は急拡大する足場が整ったという分析が出ている。

コンサルティング会社のP&Sインテリジェンス(Prescient & Strategic Intelligence)は、世界の透明ディスプレイ市場は2018年の5億2400万ドル(約6400億ウォン)から、2024年には49億3300万ドル(約6兆ウォン)規模に年平均で46%ずつ成長すると予想した。透明LCDに比べて数十倍高価な透明OLEDの価格が下がるほど、市場の成長率は急峻なものになると思われる。特にディスプレイ業界はモビリティプラットフォームの透明OLEDの需要が高いと期待する。自律走行車をはじめとするスマートカー技術が発達すればするほど、車両のフロントガラスが各種情報を表示する「デジタル情報板」に変貌する可能性が高いからだ。
  • 毎日経済_イ・ジョンヒョク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-11-22 19:11:33