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「出荷大乱」コンテナ運賃11年ぶりに最高に

海路に加えて空路も 

  • 「出荷大乱」コンテナ運賃11年ぶりに最高に
  • 突きあがる運賃


「航空貨物の運賃が大幅に上がって、貨物機だけでなく旅客機まで活用しているがこれでも足りず、旅客機内のスペース確保に総力を傾けている」(半導体関連企業の関係者A氏)。

「中国企業が来年の春節(旧正月)まで輸出量を拡大しながら、最近は運賃を2~3倍ずつ出しています。そのためにグローバルな船社が韓国を飛び越して中国に集まっています」(化学製品関連企業の関係者B氏)。

年末を控えて航空・海上輸送運賃が高騰している。年初はコロナ19の拡散で待機中だった貨物が、下半期に入って一度に持ち込まれたうえに、ブラックフライデーとクリスマスシーズンを控えて、グローバルな物流量が急増した影響だ。第3四半期以降はコンテナ船の不足現象が深刻化し、海路ではこなせない荷物が大挙して空路に流入しており、これらの運賃は年末までに強気を見せる見込みだ。それだけに国内輸出企業の心配と懸念も高まっている。

22日、香港で発表する航空貨物の運送指数であるTACによると、香港~北米路線の貨物運賃は今月初めに1㎏当たり7ドルまで上がったことが分かった。これは先月の平均運賃(5.6ドル)と比べて25%の増加だ。去る5月に過去最高の8.5ドルを記録した後、6月から5ドル台を維持してきたが、今月に入って再び上昇した。ハイ投資証券のハ・ジュニョン研究員は、「航空貨物運賃はオンシーズンを迎えて反騰している」とし、「コロナ19ワクチンの輸送まで始まると、航空貨物運賃は来年も高いレベルを維持するだろう」と観測した。

8月から始まった海上運賃の高騰も相変わらずだ。世界のコンテナ船の運賃指標である上海コンテナ運賃指数(SCFI)は1938(20日)を記録した。 SCFIが2009年10月に集計を開始して以来の最高値だ。一週間前の去る13日(1857)と比較しても4.3%上昇した。

輸出企業の関係者は、「取扱い量と運賃が急激に上昇しており、コストの増加はもちろん、顧客と約束した期限に合わせられるか難しい状況だ」と語った。
  • 毎日経済_ソン・グァンソプ記者/パク・チェヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-11-22 23:19:45




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