中国を攻めるならまず台湾?…韓ゲーム各社、台湾で人気


最近、中国が「版号(パンホ/中国内のゲームサービスパー許可権)」発行を再開したことで、中華圏市場に対する韓国ゲーム各社の関心が再び高まっている。ただし中国に先立って、台湾市場を一種の「テストベッド」として攻略する雰囲気が感知される。

実際に韓国製ゲームは、急速に成長している台湾のモバイルゲーム市場で善戦している。 8日のモバイル・アプリケーション(アプリ)の分析サイト「Gevolution(ゲボルーション)」によると、台湾のGoogleプレイストアではグラビティ(GRAVITY)の『Ragnarok ORIGIN(ラグナロックオリジン)』が2位で、NCソフトの『Lineage M(リネージュM)』が3位に上がっている。この他にもウェブゼン( Webzen)の『MU Archangel(ミューアークエンジェル)』、ネットマーブル『マグマグ2020モバイル』、カカオゲームズ『Guardian Tales(ガーディアン テイルズ)』のような韓国産ゲームをチャートで容易に見つけることができる。

国内でも売上げ1位を逃さずいる『リネージュM』は台湾への進出以来、15カ月連続で売り上げ1位を達成して軟着陸した。『ミューアークエンジェル』は韓国より3ヶ月も早い今年2月に台湾で最初に公開され、GoogleとAppleの両市場で売上げ1位にのぼり、韓国での発売前から期待感を高めることができた。先月発売されたグラビティの『ラグナロック オリジン』も、発売直後から1・2位にあがって高い順位を記録する姿だ。

このような肯定的な雰囲気は、活発な新作発売にもつながっている。カカオゲームズはライオンハートスタジオ(LIONHEARTS STUDIO)が開発している新作モバイルマルチゲーム(MMORPG)『ODIN:VALHALLA RISING(オーディン:ヴァルハラ ライジング)』の台湾現地サービス名を中国語で「神の審判」あるいは「神に背信」という二重の意味を持った『奧丁: 神叛』に決定した。エムゲームも自社の代表オンラインゲームである『熱血江湖オンライン』を携帯用に新しく作成した『真熱血江湖(台湾サービス名新熱血江湖M)』を10日に台湾のGoogleプレイとAppleのApp Storeでリリースする。エムゲームのクォン・イヒョン代表は「『真熱血江湖』の台湾発売日を確定し、アジア攻略のための第一歩を踏み出した」と意味を付与した。

台湾は中国との文化や言語がほとんど同じで、仮想プライベートネットワーク(VPN)を利用して、中国では楽しめないゲームを台湾からのバイパスで楽しむ中国のユーザーが存在する市場でもある。ただし中国はすでに成長したゲーム会社がさらに多いだけに、台湾での成功が中国での成功をそのまま保証するものではない。ゲーム企業の関係者は、「台湾市場の重要性が大きくなるのはそのとおりだ」と言いながらも、「中国と言語が同じといえば同じだが、中国とは異なって日本文化の影響を強く受けてユーザ性向が異なるし、規制の面でも違いは大きくて、同じ方法で接近することはできない」と述べた。

韓国コンテンツ振興院が昨年末に発刊した「2019ゲーム白書」を見ると、国内ゲーム会社の輸出額の割合が最も高いのは中国(30.8%)だったが、米国(15.9%)に続いて台湾・香港(15.7%)も3位を占めており、無視できない水準を見せた。米国の市場調査会社センサータワー(Sensor Tower)は、台湾のモバイルゲーム市場の規模は第1四半期に約5億1000万ドル(約5530億円)を記録し、前年同期比で20%成長したと分析した。
  • 毎日経済_イ・ヨンイク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-12-08 17:39:57