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LG電子、家電製品の売り上げ好調…世界一が目前に


LG電子の生活家電(H&A)部門は世界家電市場で初の年間売上げ20兆ウォンと営業利益2兆ウォンの記録作りを控えている。第4四半期に業績を引き上げて、名実ともにグローバル家電1位のメーカーとして登板するだろうとの見通しだ。

10日の電子・証券業界によると、今年のLG電子生活家電事業部の売上高は約21兆8890億ウォンで、営業利益は2兆3060億ウォンに達する見通しだ。これは前年比でそれぞれ1.7%と15.5%増加したものであり、今年の世界の家電メーカーの中で最も高い数字を記録するものと見られる。

LG電子の史上初の「グローバル家電1等」達成の期待感は、第4四半期の業績に対する自信から出る。証券業界のコンセンサスによると、生活家電事業部の第4四半期の売上高と営業利益はそれぞれ5兆1600億ウォンと2530億ウォンに達するものと見られる。前年比でそれぞれ11.8%と107%増加した実績だ。

■ 米ワールプール抜いて世界1「目前」

LG電子は第4四半期の好実績は「上高下低」の実績の流れを見せた生活家電事業部の疾走に、翼をつけてくれるものと期待している。これまで米ワールプール社は年末セールイベントの「ブラックフライデー」で実績を引き上げ、LG電子との競争で終盤の逆転に成功した。昨年もLG電子生活家電事業部は、上半期の売上高ではグローバル1位を達成したが、下半期に追いつかれ、年間合算ベースでは約21兆5150億ウォンでワールプール(約23兆5000億ウォン)に1位の座を奪われたことがある。

しかし今年のグローバル家電市場はコロナ19が長期化し、既存の旅行やレジャーなどに金を使ってきた顧客が家電製品の購入を増やし、例年とは異なる流れを示している。「チプコク」トレンドで在宅時間が増え、家電製品の買い替え需要が発生したためだ。簡便食をはじめとする食材の保管が増えて冷蔵庫を追加購入する事例も増えており、健康と衛生や安心に対する顧客の関心も高まった。

■ 「オブジェコレクション」が売上げを主導

このことからLG電子は「LGオブジェコレクション」を通じて、最近のトレンドとして浮上した空間家電分野をリードし、第4四半期にも実績に対する期待感を高めている。「オブジェコレクション」は家電製品をインテリアの重要な要素として見る消費者のトレンドに合わせて、LG電子が発売した製品群だ。

またLG電子は100度で沸騰させた水で作る「トゥルースチーム(TrueSteam)」を乾燥器やスタイラー、ウォッシュタワー、食器洗い機、光波オーブンなどのさまざまな生活家電に適用して差別化を試みている。家事労働を軽減する生活家電も注目されている。 LG電子の関係者は「LGディオス食器洗い機スチーム、ぞうきん専用ロボット掃除機のLGコードゼロM9シンキュなどの性能や快適さをすべて取り揃えた新家電が必須家電の隊列に上がって、実績上昇に寄与することを期待する」と説明した。

■ 昌原工場は異例のフル稼働に突入

家電市場の需要の増加にともない、LG電子の生産設備の稼働率も増加し、第4四半期の業績に対する期待感は現実のものとなっている。 LG電子の慶南・昌原工場は北米向けの家電需要の増加に対応するためにフル稼働体制を維持している。昌原工場はLG電子全体の生活家電の生産量のうちの30%を担当している。
  • 毎日経済_パク・チェヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-12-10 18:27:02




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