トップ > 数字経済 > 企業 > サムスンエンジニアリング、笑いの花…相次ぐ超大型受注

サムスンエンジニアリング、笑いの花…相次ぐ超大型受注


サムスンエンジニアリング(Samsung Engineering)は最近、海外で相次いで大型の受注契約を獲得することに成功しており、株式市場でも期待が高まっている。

30日の韓国取引所(KRX)によると、この日のサムスンエンジニアリングの株価は前日比で2.3%上昇した1万3250ウォンで取引きを終えた。株価はこの三ヶ月のあいだに約26%上昇するようすを見せた。特に個人投資家らは今月に入って、サムスンエンジニアリング株を約598億ウォン分を買い越した。

このように買いが続いたのは、ここ最近続いている大型受注にともなう期待感が反映されたためとみられる。先だってサムスンエンジニアリングは去る10月、メキシコで36億5000万ドル(約3兆9649億ウォン)に達する超大型プロジェクトを受注したと発表した。

メキシコの国営石油会社ペメックス(PEMEX)の子会社から、一日34万バレルの原油生産設備を建設する事業を獲得した。単一のプロジェクトでは、受注金額で創業以来で最大の水準だ。先月にも一日にメタノール5000トンを生産する、10億7000万ドル(約1兆1623億ウォン)規模のマレーシアの大型プラントプロジェクト(Sarawak Methanol)を獲得するなど、次々と「受注大当たり」行進を続けている。

サムスン証券のペク・チェスン研究員は、「今年の化工事業の受注実績は、第3四半期までのコロナ19の影響で低調だった」とし、「しかし最近は原油価格の反発の影響などで受注転換への期待感が高まっている」と説明した。

化工プラント市場は精油・化学部門の市況の変動周期によって、発注サイクルに変動が生じるしかない構造だ。サムスンエンジニアリングは設計・調達・工事(EPC)を同時に実行し、差別化された競争力を備えているという評価を受ける。

証券業界では、来年のサムスンエンジニアリングの営業利益は昨年の水準を回復し、2022年には売上げ7兆ウォンを超えることができると見込んでいる。

この日のエフアンドガイドによると、来年のサムスンエンジニアリングの売上げと営業利益はそれぞれ6兆7726億ウォンと3839億ウォンだ。今年の見通しよりもそれぞれ3%と9%高い数値だ。 2022年には売上げは7兆2122億ウォンまで上昇すると予測している。
  • 毎日経済_キム・ジョンボム記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-12-30 17:30:31




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア