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ポスコケミカル、1.3兆「実弾」確保…二次電池事業に弾み


  • ポスコケミカル、1.3兆「実弾」確保…二次電池事業に弾み

二次電池素材事業にスピードを出すポスコケミカルは、有償増資で1兆2735億ウォンを確保して事業に弾みがついた。ポスコは昨年11月に系列社の増資には史上最大の1兆ウォンの有償増資計画を発表し、2次電池事業を集中成長させるという計画を明らかにした。

ポスコケミカルは13~14日、自社株組合と既存の株主を対象に有償増資の申込みを行った結果、契約率103%を達成したと15日に明らかにした。 1兆ウォンを目標に推進していた調達額は、1兆2735億ウォンに増えた。昨年、有償増資の発表時に一株あたりの予想価格は6万700ウォンだったが、今月8日の発行額が直前の3~5営業日の加重算術平均株価を反映した7万7300ウォンに確定されて1万6600ウォン上がった。

グローバルな電気自動車用バッテリーの需要増加にともない、二次電池素材をグローバルトップティア(Top-tier)に育成するというビジョン、米アルティウムセル(Ultium Cells/GMとLGエネルギーソリューションの合弁会社)に陽極材の供給拡大など成長への期待感が反映さという分析だ。ポスコケミカルは今回用意された資金で、陽極材・陰極材の量産能力の拡大に集中投資できるようになった。光陽陽極材工場の増設などの施設投資に6900億ウォン、欧州の陽極材生産工場の建設に1500億ウォンを投資する予定だ。

現在、ポスコケミカルは約4万トンの陽極材の生産体制を運営している。光陽工場増設が完了する2023年からは、12万トンの陽極材の量産能力を確保することになる。増設設備ではハイニッケルNCMA陽極材などの、次世代電気自動車用素材を量産する。ポスコケミカルは国内企業の中で唯一、二次電池の素材である陽極材と陰極材をすべて生産している。現在、国内の光陽工場で陽極材を、世宗工場では陰極材を生産する。

施設投資と量産能力も大幅に向上することになる。2030年までに陽極材を現在の4万トンから40万トンに、陰極材4万4000トンから26万トンにまで量産能力の拡大を推進する計画だ。2030年までに二次電池の素材事業ではグローバル市場のシェア20%を、売上げは年間23兆ウォンを達成することが目標だ。

今回の有償増資を通じた発行予定株式の数は1647万5000株だ。株金納入日は1月21日で、新株上場予定日は2月3日だ。
  • 毎日経済_イ・ユンジェ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2021-01-15 21:34:20




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