サムスン電子、車両用イメージセンサー市場を積極攻略


  • イメージセンサー市場規模の展望(左)と車両用イメージセンサーのシェア


サムスン電子は次世代有望事業である、車両用イメージセンサー市場の攻略に乗り出す。自律走行車の本格的な普及とともに成長することが期待される車載用イメージセンサーは、2030年には20兆ウォン以上の市場を形成すると予想される。

19日の電子業界によると、サムスン電子はイメージセンサー事業強化のために京畿道華城工場のDRAM11ラインを、CMOSイメージセンサー(CIS)ラインに切り替える作業を進めている。漸進的なライン切り替え作業によって、すでに一部はイメージセンサーの生産が行われていることが伝えられた。このようなラインの切り替え作業は、イメージセンサーの市場規模が継続して大きくなるとの見方によるものだ。市場ではスマートフォン用イメージセンサーの分野で市場をリードしているサムスン電子が、車両用イメージセンサーの分野を通じて市場シェアをさらに拡大できるものと見ている。

グローバルコンサルティング会社のKPMGによると、昨年は470億ドル水準だった世界のイメージセンサー市場の規模は、2030年には1430億ドル(約157兆9000億ウォン)まで上昇すると予想される。現在、イメージセンサー市場で車両用イメージセンサーのシェアが14%水準を記録していることを勘案すれば、22兆ウォン以上の市場が出現するだろうという意味だ。特に車載用イメージセンサーはイメージセンサーの市場全体の中で最も急な成長率を示すと予想されている分野で、市場シェアはさらに高まるものと思われる。

車両用イメージセンサは特性上、他のイメージセンサーに比べて高い性能を要求され、製品ひとつに必要なセンサーの数も多い。自律走行車の運行時に車両の四方を監視する必要があり、その映像をリアルタイムで撮影・分析する必要があるからだ。また誤作動が発生した場合、搭乗者の生命と直結する事例が多く、高いレベルの信頼性hが要求され、使用環境や寿命などでも厳しい条件を満たさなければならない。

市場調査会社のカウンターポイントは、「自動車市場に自律走行技術が導入されて、走行安全性を強化するためにさまざまなセンサーが付けられるだろう」とし、「カメラのセンサーは最尖端の運転支援システム(ADAS)で非常に重要だろう」と展望した。サムスン電子はスマートフォンのイメージセンサーの競争力を土台に、2018年に車両用イメージセンサである「アイソセルオート(ISOCELL Auto)」ブランドを開発し、自律走行車市場の本格的な成長にそなえている。業界のある関係者は、「ソニーなどのグローバル企業とイメージセンサー市場をめぐって競争を繰り広げるために、大規模な投資と先制的戦略が必要だ」とし、「しかし予期せぬ李副会長の拘束で投資が順調に続くのかは未知数」だと憂慮した。
  • 毎日経済_パク・チェヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2021-01-19 19:43:00