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現代自「コナ」、2年連続の国産車「輸出王」に


  • 現代自「コナ」、2年連続の国産車「輸出王」に

現代自動車の小型スポーツ多目的車(SUV)「コナ(KONA)」は、2年連続で国産車「輸出王」になった。 2019年の「北米カーオブザイヤー」ユーティリティ部門に選ばれたコナは優れた商品性を土台に、ガソリンとディーゼル、ハイブリッド、電気自動車などのさまざまなエンジンラインナップを構成し、世界各国で人気を集めている。

22日の韓国自動車産業協会によると昨年、現代自動車コナの輸出量は24万4899台と集計された。これは昨年の国産車で最多輸出記録だ。現代自動車「ツーソン(Tucson)」(16万4482台)、韓国GM「トレイルブレイザー(TRAILBLAZER)」(14万5103台)、起亜「ニーロ(NIRO)」(11万3287台)、現代自動車「アバンテ(Avante)」(10万1200台)なども10万台以上が海外で売れて、国産車の輸出実績を牽引した。一方、2016~2018年の3年連続の輸出の王を占めていた韓国GM「トラックス(TRAX)」はランク圏外に押し出された。

現代自動車のコナは2017年6月に国内登場した小型SUVで、リーズナブルな価格と優れた商品性などによって、米国と欧州などで2030世代を中心に人気を得た。北米カーオブザイヤーはもちろん、レッドドットデザイン賞、スペイン「今年の車」賞、IDEAデザイン賞などを相次いで受賞し、製品の競争力を認められた。出荷翌年の2018年に輸出実績が20万台を超え、2019年には韓国GM製トラックスを追い越して国産車の輸出王に上がった。

最近、全世界的にSUVブームが吹いている中で、コナはハイブリッドや電気自動車など、環境にやさしいエンジンラインナップを構築したことが功を奏したという分析も出ている。現代自動車は2018年に「コナ・エレクトリック」(EV)、2019年に「コナ・ハイブリッド」(HEV)を次々と出荷したが、昨年はこれら2モデルの輸出実績はそれぞれ4万8663台と3万台に達している。

特にコナエレクトリックの輸出実績が急速にのびており、現代自動車はインド・中国・チェコの工場で現地生産・販売している。高性能モデルである「コナNライン」が本格的に海外販売に突入して、コナの上昇は今年も続くものと見られる。コナNラインは新技術を大幅に適用した「スマートストリーム(SmartStream)」ガソリン1.6ターボエンジンを搭載して従来比で20馬力以上も出力が向上し、走行性に焦点を当てたサスペンションとステアリングのチューニングで活動的な感性まで加えた。ヨーロッパ現地ではすでに販売を開始し、米国でも今年の第1四半期に出荷される予定だ。

一方、昨年の国産車の輸出実績はコロナ19の拡散による消費心理の萎縮、日産「ローグ(Rogue)」の委託生産の中止などの影響により、直前の年度に比べて21.3%減の182万1111台にとどまった。輸出実績上位10モデルのうちアバンテ(5位・10万1200台)とモーニング(8位・9万4338台)を除く8つのモデルはすべてSUVで、海外市場でもSUVを好む現象が目立った。
  • 毎日経済_パク・ユング記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2021-01-22 20:03:55




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