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サムスン重、LNG推進船「大当たり」…最大で1.5兆受注


  • サムスン重、LNG推進船「大当たり」…最大で1.5兆受注
  • 写真提供=サムスン重工業


サムスン重工業は香港系の船社から最大で1兆5000億ウォン規模の液化天然ガス(LNG)推進コンテナ船を受注する。世界的な環境政策とあいまって、LNG推進船の需要が本格化する姿だ。

サムスン重工業は15日、アジア地域の船社と1万5000TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個分)級のLNG推進コンテナ船5隻の建造契約を締結したと公示した。受注金額は計7812億ウォンに達する。今回の発注社は香港に本社を置くシースパン(SEASPAN)社だと伝えられた。特に今回の契約には5隻を追加で建造するというオプションが含まれていると伝えられた。サムスン重工業が10隻をすべて建造すると、受注金額は1兆5000億ウォン台にのぼる。

今回の受注船舶はLNGを推進燃料として使用する、親環境(環境にやさしい)船舶だ。国際海事機関(IMO)の硫酸化物と二酸化炭素など、船舶の大気汚染ガス排出規制を満たすことができる。またサムスン重工業が開発した各種の燃料節約装置と、スマートシップソリューションである「エス・ヴェズル(SVESSEL)」などが搭載される。それだけ運航経済性が高くなるというのが同社の説明だ。サムスン重工業は今回受注した5隻を、2023年7月までに順次建造して引き渡す予定だ。

これまでサムスン重工業は原油運搬船市場で計22隻のLNG推進船を受注し、圧倒的な市場シェア(73%)を示している。これまで築いてきたLNG推進技術を基盤に、今回のコンテナ船市場にまで領域を広げたわけだ。サムスン重工業はLNG推進船を中心とした、環境にやさしい船舶市場で追加受注の可能性を期待している。

これに対してサムスン重工業の関係者は、「今年は老朽船の交換を中心に、環境にやさしい高効率コンテナ船の発注が増加すると予想している」とし、「差別化された親環境技術を土台に、顧客に特化した製品を先制的に開発し、市場支配力をさらに拡大していくちもり」だと語った。

サムスン重工業は今年に入って、LNG運搬船1隻とコンテナ船9隻の計10隻を受注した。受注金額のみで13億ドル(約1兆4300億ウォン)に達する。これは、今年の受注目標である78億ドル(約8兆5900億ウォン)の17%水準だ。
  • 毎日経済 ソン・グァンソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2021-02-15 17:23:44




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