現代自のEV「IONIQ 5」販売好調…事前契約で新記録



来る4月頃に出荷される現代自動車初の完全電気自動車「IONIQ 5(アイオニック5)」は、国内自動車の歴史に新たな記録を残した。国内完成車モデルの中で最も多くの事前契約台数を記録すると同時に、電気自動車が内燃機関自動車の事前契約台数を初めて上回った。

現代自動車は25日の「アイオニック5」の初日の事前契約の台数は、全国の営業店を通じて2万3760台を記録したと26日に明らかにした。これは2019年11月、第6世代「ザ・ニュー・グレンジャー」のフェイスリフト(部分変更)モデルが保有していた現代自動車歴代最多初日事前契約台数の1万7294台をなんと6466台も上回ったものだ。起亜自動車とジェネシスなどの現代自動車グループのブランド全体に範囲を広げてみても、昨年6月にフルモデルチェンジした起亜「カーニバル」第4世代の初日事前契約台数(2万3006台)も上回った。

このことからアイオニック5は国内完成車と電気自動車のモデルをあわせ、歴代最多初日事前契約記録を持つ車として登板した。現代自動車は去る23日のアイオニック5の最初の実物公開当時。今年は国内だけで2万6500台ほど販売するという目標を掲げたことがある。これを事前契約一日でほぼ達成した格好になった。今年、現代自動車は海外市場を含めて計7万台の販売を計画しており、来年の目標数は10万台とにらんでいる。

国内の電気自動車販売の割合が昨年は2.5%程度にとどまった状況で、アイオニック5が達成した今回の記録は電気自動車普及の里程標として残る見通しだ。現代自動車の関係者は、「アイオニック5が一日で顧客から爆発的な反応を得たのは革新的なデザインと高度な技術で、現代自動車の完全電気自動車に対する顧客の期待に応えたからだ」と語った。

去る23日に初めて外装と内装を公開されたアイオニック5は、独創的なデザインと室内空間などの新しい電気自動車体験を提供する車として注目されている。英国の自動車専門誌「Autocar(オートカー)」は「ヘッドライトとテールライトに適用されたパラメトリックピクセル(幾何学的アルゴリズムのイメージ)は、これまで現代自動車では全く見られなかった異色のデザイン」だとし、「すっきりしたストレートなラインも魅力的だ」と評価した。

米国のオンライン自動車媒体「Motor1(モーター1)」は「大型スポーツ用多目的車(SUV)のパリセードよりも長いホイールベースが印象的」だとし、「前の座席が最適な角度に傾き搭乗者に無重力感を与えるうえに、室内のタッチポイントの多くもペットボトルなどのリサイクル素材で作られて目を引く」と、主に室内空間が好評だった。

顧客のおおくはアイオニック5の充電性能と、外部電源送出機能に興味を注いでいる。去る23日、オンラインワールドプレミア公開イベントの後、欧州の顧客は「マルチ急速充電システムによって、5分の充電でも100キロメートルを走ることができる電気自動車の基本性能が最も期待される」とした。

アイオニック5の国内事前契約はロングレンジモデルの2つのトリムに集中している。価格(個別消費税3.5%基準)は基本トリム(エクスクルーシブ)5200万~5250万ウォンと、高級トリム(プレステージ)5700万~5750万ウォンだ。電気自動車に適用される個別消費税のメリット(最大300万ウォン)と購入補助金(ソウル市で1200万ウォン)を反映すると、ロングレンジの基本トリムは3900万ウォン台の金額で購入することができる。

一方、現代自動車はアイオニック5の事前契約の好調に合わせて、独自の急速充電器の拡充にも注力することにした。現代自動車側は「今年は全国に急速充電器120基の構築計画を進めており、これをさらに増やしていく計画だ」とした。最近、政府もエコカー法施行令の改正により、電気自動車の充電器を拡充することに決めた。新築の建物は充電器の義務的な設置割合を現行の0.5%から2022年には5%で10倍に増やし、地方自治体や公共機関などが運営する公共の充電施設開放も義務化する予定だ。
  • 毎日経済 | ソ・ヂヌ記者/パク・ユング記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2021-02-27 09:48:59