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味付け海苔が中国人の大型マート購入食品で初めて一位に

ヨウカー(中国人観光客)、韓国味付け海苔の味に惚れこむ 

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「韓国海苔はサクサクしておいしい」。

ご飯のおかずに韓国人に人気のある味付け海苔が、日本を越えて中国人の間でも大きな人気を得ている。訪韓「ヨウカー(中国人観光客)」のなかで味付け海苔をお菓子のように楽しむ人が増え、味付け海苔メーカーがまったくの「スナック海苔」を開発し、免税店販売と中国輸出を推進している。

17日、ロッテマートによると秋夕連休の5日間に、訪韓ヨウカーがロッテマート全店で購入した食品のうち、味付け海苔が1位を占めたことが分かった。これまで外国人観光客の購入食品のうち、日本人はずっと「海苔」が1位だったが、中国人まで1位になったのは今回が初めてだ。

ロッテマートの関係者は、「今年初めまでヨウカーはチョコパイなどパイ類を最も多く購入したが、最近は変化を見せている」とし、「韓国食品に対する日本人と中国人の嗜好が‘海苔’で統一されている」と語る。

特に今回の調査では、中国の観光客の味付け海苔の購入額が日本人よりも25.5%多く、観光客のなかで最大の海苔需要者として浮上した。

関連業界によると、中国で韓国海苔は同胞人による店を中心に販売されており、中国の人は簡単に接する機会はないという。いくつかの量販店の輸入コーナーで販売されているが、海苔は「軽食」として、菓子類と一緒に陳列して販売されている。

しかし最近は訪韓中国人が増え、味付け海苔を知人への土産用にたくさん購入し、「海苔の味」を知った地元の人たちが大きく増えたと業界は見ている。免税店を通じた海苔の販売も増え、中国人向けの味付け海苔を別途に製造することを業界に要請する免税店もある。昨年、「トンウォンF&B(DONGWON F&B CO.,LTD)」は免税店だけで味付け海苔35億ウォンぶんを販売したが、今年は50億ウォンに迫ると予想している。

このことから、味付け海苔業界は中国人の口に合う「スナック海苔」の開発を急ぐなど、現地市場の攻略を強化している。

「両班(ヤンバン)キム」を販売するトンウォンF&Bは、今月末に海外市場を狙った「スナック海苔」を発売し、免税店などに納品する計画だ。一般味付け海苔は油を塗って焼いて製造するが、スナック海苔は揚げたもので、よりサクサクした味がする。また、海苔にピーナッツなどのナッツを加えたり、ビスケットを海苔で包んだスナックなど、さまざまな「スナック海苔」を出荷する予定だ。

国内味付け海苔市場はトンウォンF&Bが21.7%、プルムウォンが10.9%、ソンギョン食品が8.3%、CJ第一製糖が6.6%に三海(サムヘ)商社が5.9%など、上位5社が市場の半分を占めている。シェア1位の企業のスナック海苔出荷で、後発も相次いでスナック海苔の開発を急ぐだろうと予想される。

味付け海苔以外に、ヨウカーは紅参(ホンサム)と健康機能食品の購入額が日本人よりもそれぞれ2倍と4倍多く、健康への関心が高かった。

また、スナックやキャンディなどの製菓製品も以前として購入が多かった。この期間の中国人顧客のスナックとキャンディの購入額は、日本人に比べてそれぞれ2.5倍と5.1倍多かった。ロッテマートの関係者は、「ヨウカーはキャンディも‘紅参キャンディ’を主に購入するなど、健康食品への関心が非常に高い」と説明した。
  • 毎日経済_ソ・チャンドン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-09-17 17:10:53




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