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韓国航空宇宙産業、「合成戦場訓練システム」市場へ進出


韓国航空宇宙産業(KAI)は次世代の訓練システム技術「合成戦場訓練システム(LVC/Live, Virtual and Constructive)」市場に本格的に飛び込む。航空機開発能力などの既存の能力とノウハウをもとに、未来の有望事業を先取りするという戦略だ。

11日、KAIはLVC市場への進出を今年の事業目標にしたと発表した。 LVCは、△実技同模擬訓練(Live)、△模擬仮想訓練(Virtual)、△ウォーゲーム模擬訓練(War game Constructive)が相互に連動した最先端の訓練システムをいう。

バーチャルリアリティ(VR)と拡張現実(AR)など4次産業革命の技術を組み合わせて高い没入感を提供すると同時に、訓練の効果が高いという特徴がある。このためにグローバルな防衛産業市場では、LVCは大規模な連合訓練が可能な未来型訓練システムとして成長性の高い分野として評価されている。

これと関連して、韓国軍もスマート国防革新の次元でLVC関連事業を準備している。国防部は昨年の国防白書を通じて各訓練システムを統合する合成訓練環境の構築を推進すると発表した。これとともに陸軍・海軍・空軍は、ウォーゲーム模擬訓練の一種である模擬シナリオ開発事業を推進する計画だ。

KAIはこのような趨勢にしたがって、既存の航空機とシミュレータの開発能力にウォーゲーム模擬訓練の技術を組み合わせ、LVC事業で優位を占ようという構想だ。先立って去る3日には、ウォーゲーム模擬訓練の技術を保有している8つの企業と業務協約(MOU)を締結し、今月中に空軍のウォーゲームモデル事業である「チャンゴン(蒼空)モデル性能改良システム開発事業」に参加する予定だ。

KAIの関係者は「各軍のためのカスタマイズされたLVC開発を通じて、より効率的で強力な軍を造成するために寄与するつもり」だとし「国防訓練システムの代表企業として、LVC分野を先取りしていく」とした。
  • 毎日経済 | ソン・グァンソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2021-03-11 17:12:05




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