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進化するKポップ…アイドルの「一人立ち」大当たり


  • 進化するKポップ…アイドルの「一人立ち」大当たり
  • コロナ19で対面活動が中断され、逆説的にアイドルグループのソロアルバム活動が増えてきている。さいきん一人立ちに乗り出したEXOのベッキョン、REDVELVETのウェンディ、BLACKPINKのロゼ。 [写真提供=各所属事務所]



ステージは中断した。しかし音楽は続けている。グループで活動していたアイドルの単独活動が増えてきている。最近、BLACKPINK(ブラックピンク)、Red Velvet(レッドベルベット)、EXO(エクソ)、SEVENTEEN(セブンティーン)などのアイドルメンバーのソロアルバムの発表が相次いだ。コロナ19で活動に制約がかかり、むしろアルバム・音源活動は多くなるというパラドックスだ。大衆音楽評論家のチョン・ビョンウク氏は「対面公演の大規模な削減・萎縮とは正反対に、昨年は世界的に歴代最も多くの音源が発表された年だった」とし、「韓国でも同じ現象が起こっているわけだ」とした。

今年最も注目されるソロはBLACKPINK(ブラックピンク)のROSE(ロゼ)だった。ブラックピンクではJennie(ジェニー)に続いて2番目のソロデビューだ。先月12日、ロゼはソロアルバム『R』を発表した。収録曲「On The Ground」と「Gone」ともに英語の歌詞だ。

Kポップの女性ソロアーティストとして海外でも頭角を現した。「On The Ground」はビルボードホット100チャート70位にランクインした。 Kポップ女性アーティストソロを基準にして最高の成績だ。ホット100チャートは音源ストリーミングの実績と米国内のラジオ放送のスコアを合計し、大衆性を判断する指標として活用される。マイナーチャートに分類されるが、ビルボードグローバル200とグローバルチャートですべて1位を占めた。ハントチャート(HANTEO CHART)によると、初動(発売後一週間)のアルバム販売量は44万8089枚を記録した。

EXOのBAEKHYUN(ベッキョン)は先月30日、ソロアルバム『Bambi』を発表した。ソロで出す3作目だ。 R&Bジャンルの曲を6曲収録した。成熟した愛の物語を表現しようとする「夜の雨」という意味と、ディズニー童話の中の小鹿のキャラクターを混用した。彼は「2つの意味の違いを感じることができ、魅力的だ」とし、「少年から青年に移る段階の感じだ」とした。

ベッキョンはソロ活動の強者に数えられる。昨年7月に発売した『Delight』のレコード販売量は100万枚を超えた。ソロアーティストが100万枚を突破したのは2001年のキム・ゴンモの7集正規アルバム『Another Days』以来の19年ぶりだった。EXOのメンバーでミリオンセラーに名前をあげたベッキョンは、ソロアーティストとしても100万枚の販売に成功した。ソ・テジの後の最初の事例だ。今回のアルバムも反応が高い。発表予告時点から事前注文が83万枚を超えた。今月、軍入隊を控えてソロアルバムで第二のミリオンセラーを記録できる見込みだ。

ガールグループRed Velvet(レッドベルベット)のメインボーカルのWendy(ウェンディ)も一人立ちに乗り出す。ウェンディは来る5日、初のソロミニアルバム『LIKE WATER(ライクウォーター)』を公開する。 2015年以来、初のソロアルバムだ。互いの存在と意味を人生において必要不可欠な「水」に比喩した。小さな雨粒が集まって海を成し遂げたように、お互いに運命のように流れていくという内容を盛り込んだ。

グローバル市場で認められているSEVENTEEN(セブンティーン)のホシも2日、初のソロ「Spider(スパイダー)」を公開した。MONSTA X(モンスタ・エックス)のメンバーI.M(アイエム)も先月18日にアルバム『DUALITY(二重性)』をリリースした。

アイドルグループのメンバーの相次ぐソロアルバムの発表は、コロナ19のためだ。最大の収益事業であるコンサートが全面的に中断されるやいなや、アルバム発表の多角化に旋回した。パンデミックの余波が今年も続くだけに、アイドルグループのソロ活動もより多くなる見込みだ。それだけ音楽の色の多様化も期待される。
  • 毎日経済 | カン・ヨンウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2021-04-02 19:20:48




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