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海外で突風おこすKアイドル...「第2のBTSはぼくたち」


  • 海外で突風おこすKアイドル...「第2のBTSはぼくたち」

「日オリコン、ラインミュージック、ビルボード・ジャパン週間アルバムチャート1位」。YGエンター(YG Entertainment)の新人アイドル「TREASURE(トレジャー)」が日本で作り出した記録だ。韓国では昨年8月にデビューしたトレジャーは先月31日、初の日本語正規アルバム『THE FIRST STEP : TREASURE EFFECT』で正式デビューした。デビューしてひと月もしないうちに新人がチャートを席巻したわけだ。

Kポップの新人アイドルの海外進出に速度が乗っている。韓国アイドルの音楽に対する世界の需要が高まっているからだ。国内では低い認知度に悩まされているアイドルが、海外では貴賓のもてなしを受ける現象も往々に生じている。トレジャーの人気の要因は、Kポップの傾向と軌を一にする。カリスマ性あふれる集団群舞で武装した最近のアイドルの音楽とは違い、かわいらしくて柔らかいイメージを前面に出す。特にかわいいイメージを好む日本で人気が高い。デビュー8ヶ月めでアルバムの累積販売数も100万枚を突破した。大衆音楽評論家のチョン・ビョンウク氏は「トレジャーのコンセプトと編曲の性向が日本のアイドル市場に適した方法」だとし、「グループ内に日本人メンバーがいることも、戦略的に功を奏した」と語る。

中小型の企画会社KQエンターテイメント(KQ Entertainment)所属の「ATEEZ(エイティーズ)」も注目するに値する。防弾少年団(BTS)のデビューを彷彿とさせる群舞で、海外のファン層が急速に増えた。海外での韓流公演であるKコーン(K CONE)でも、最も速い速度でファン層が増えている。去る2日、アルバム販売のリアルタイム集計サイトである韓ハントチャート(HANTEO CHART)の発表によると、エイティーズのミニ6集『ZERO:FEVER Part.2)』は3月の月間グローバルチャートで1位を占めた。先月1日に発売したアルバムは、初動(最初の週)の売上げが30万枚を突破して、人気を集めた。エイティーズは強力な群舞が強みのグループだ。米国・欧州などで人気が高い。今回のアルバムも米・仏・英・独に続き、マレーシア、シンガポール、豪州、ロシア、カナダ、香港の順で多く売れた。

JYP所属の「Stray Kids(ストレイキッズ)」と「THE BOYZ(ザ・ボーイズ)」も注目アイドルだ。2つのグループはエイティーズとともに「ズズズ」でも通じる。ファン層の規模が大型新人アイドルでありながら、グループ名がともに「ズ」で終わるからだ。

ストレイキッズはJYPの代表男性アイドルだ。先月31日、世界的な音源プラットフォームのスポティファイ(Spotify)で累積ストリーミング回数が12億回を突破した。ザ・ボーイズは2017年12月のデビューで、ようやく新人から抜け出しているグループだが、昨年のエムネット「Road to Kingdom(ロード・トゥ・キングダム)」を獲得して以来、アルバム販売量は急増した。昨年9月のミニ第5集アルバム『CHASE(チェイス)』でリターンしたザ・ボーイズは、初動の売上げ21万枚を記録した。従来の最高記録(4万8500枚)に比べ5倍を超えた。エムネット番組「キングダム」でリターンする「ズズズ」の成長が期待されるところだ。

防弾少年団のHYBE(ハイブ)傘下のレーベル(レコード会社)新人の成長速度も勢いを増す。OMORROW X TOGETHER(トゥモローバイトゥゲザー)、ENHYPEN(エンハイフン)もアルバム販売量が30万枚を軽く超えるほどの実力を認められた。昨年11月にデビューしたエンハイフンの場合、CJ ENMで放映したアイドル育成番組「I-LAND(アイランド) 」でデビューした効果をきちんと得た。チョン音楽評論家は、「音源とミュージックビデオ、新人メンバー先行公開、ストーリーテリングなどの体系的な育成で、Kポップの新人アイドル人気は続くとみている」と語った。
  • 毎日経済 | カン・ヨンウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2021-04-09 20:16:24




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