トップ >
カルチャー > 韓国探訪 > 秋には地域の祭りに行こう…セウォル号で縮小した国内旅行需要復活なるか
< 九里(クリ)漢江コスモス祭り >
< 逍遥山 (ソヨサン)紅葉文化祭 >
< 江原道旌善郡のミンドン山のススキ祭り >
秋がピークを迎える10月、紅葉、コスモス、菊、ススキなど、地域ごとにさまざまな祭りを控えている。夏が過ぎて旅行の楽しさに存分浸れる秋だが、セウォル号の余波がまだ消えておらず、地域の祭りを通じた国内旅行特需はまだ不透明だ。
市場調査専門企業であるトレンドモニター(www.trendmonitor.co.kr)が昨年、「地域の祭り」に訪れた経験がある19~59歳の首都圏在住成人男女1000人を対象に「地域祭りに対する認識調査」を実施した結果、今年上半期に国内地域の祭りを訪問した経験は半分を下回る全体の47.2%の水準だった。
また、「今年、地域の祭りに訪問しなかった」と答えた回答者は、個人的な時間の不足(46.8%、複数回答)とあわせて、セウォル号事故などでイベントがキャンセルされたから(35.6%)、社会的な雰囲気があまり良くなかったから(27.8 %)地方の祭りを訪れていないことが分かった。
「セウォル号事故」以来、相次いで延期またはキャンセルされた地域社会の祭りと行事再開については、概ね必要性を認めている雰囲気だった。
全回答者のうち73.2%が「憂鬱な雰囲気から抜け出し、地域社会の活性化のために必要である」と祭りとイベントの再開に賛成した。まだ祭りやイベントを開催するのは時期尚早と反対する立場は18.8%にとどまった。
30代半ばの女性は、「毎年秋になると両親と紅葉祭りを見に行ったが、今年は迷っている」とし「夏の休暇もソウルで家族と一通り過ごした。秋には、必ず行ってみようとしているが、まだ躊躇している」と述べた。
地域の祭りは、政府が集中している国内旅行&地域経済の活性化と密接に関連している。しかし、地域の祭りや国内旅行の心理的負担は容易に解消される兆しを見せない。