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アートマーケティング、芸術作品で顧客とコミュニケーションを… TOMORROW展

www.koreatomorrow.org 

  • アートマーケティング、芸術作品で顧客とコミュニケーションを… TOMORROW展
  • < INNOCEANが共同主催した『TOMORROW 2014』展 >

「最近、マーケティングに作家とアートが絡まなければ、率直に言って足りなく見える」。国内広告業界に身を置いている、マーケティングディレクターの告白だ。最近のマーケティングトレンドを垣間見ることができる部分だ。

国内企業のマーケティングに大幅に『アート』が融合された事例が増えている。今年の初め、現代自動車が英国ロンドン『テート・モダン( Tate Modern)』美術館や国立近代美術館ソウル館展示のサポートを発表したのに続き、中堅企業でも相次いでアートマーケティングを展開している。過去の化粧品やファッションに限った『アートマーケティング』が自動車と広告、金融、流通業界全体に拡大している。アートマーケティングは芸術作品を介して企業の製品とイメージを引き上げるマーケティング手法だ。

形式も進化している。昔は、単に企業が絵画数点を購入して展示を後援することにとどまったが、今では企業が積極的に展示を共同主催したり、コンペティションを通じて、着実に作品を購入し、作家レジデンシー(Residency)を拡大している。過去には企業オーナーの独特の趣向として映ったが、最近では、組織の下からアートマーケティングに対する声が高まっているということも変わった点だ。

最近、ソウル東大門デザインプラザで開かれている『TOMORROW 2014』展が代表的だ。韓国の作家50人余りの海外進出のために毎年開催される今回の展示は、今年6回目を迎え、新たなパートナーに会った。現代自動車グループ系列の広告会社であるINNOCEAN(www.innocean.com)が共同主催者として名乗り出たのだ。

INNOCEAN側は「広告代理店もクリエイティブグループを目指して『アート』との結合が避けられなくなった」とし、「展示共同主催は技術よりも感性を追求するこの時代に、広告主と消費者のニーズを積極的に反映した結果」と述べた。INNOCEANが共同主催者になり、現代自動車は作家30人の作品の制作過程を映像で見せる『マイ・ブリリアント・アート(My Brilliant Art)』プロジェクトを会場に提供しており、ハンドバッグのブランドである『0914』も洋画家イ・ジンヨン(Lee Jin Yong)とコラボレーションした化石化したバッグを展示している。

美術雑誌『美術と批評』が、最近開いた第1回全国大学美術公募展にも建築・インテリア企業プロイズ(PROIS)が参加して入選作品200点を1点あたり50万ウォンで購入する大きな支援を発表した。美術評論家であるチョン・ジュンモさんは、「企業がアートを媒介にコミュニケーションを追求し、社会に貢献する側面は歓迎できるが、連続的な観点でアートマーケティングが行われたらと思う」と述べた。
  • 毎日経済_イ・ヒャンフィ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-10-14 17:04:17




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