堕胎児の霊魂を供養する無料の慈善慰霊祭、15日に開催


冷たい風が肩をかすめる初冬の入口に立つと、過去に、どうすることもできずに手放した堕胎流産児(人工妊娠中絶による流産児)を思い出す女性が多い。

生命の重さは変わらない。胎児の霊魂は別の言葉で「水子」とも呼ばれている。水子の由来は、母親のお腹の羊水の中で育ち、出産前や出産後、すぐに命を落とした赤ちゃんを川や海に流したからだという。特に、今年はセウォル号事件で水の中で切ない生涯を終えた怨霊が多い時でもある。

私たちは、親のお腹の中で保護を受けて誕生した、私たちの生について両親にいつも感謝して生きなければならない。しかし、他の誰でもない、親の手によって生命を奪われた堕胎流産児の悲しい霊魂は、必ず供養しなくてはならない。OECD加盟国の中で堕胎(人工妊娠中絶)と自殺率、出産最低率が1位という恥ずかしい現実と、急速化する高齢化時代の正しい解決策は何だろうか。

法と制度を超えた動機づけが数倍の効率性を持っていると主張し、「汎社会的堕胎流産児慰霊祭」を実施する特異な和尚がいる。まさにジサン和尚だ。

ソウル・蘆原区孔陵洞の地下鉄7号線の孔陵駅の1番出口から原子力病院の方向に70mほど行くと、碧雲寺(www.bwjisan.com)という看板が見える。ここは明らかに「寺」だが、16年前から堕胎流産児をより良い世界に送りたいと、堕胎流産児の慰霊祭を、他の宗教人も一緒に理解して参加することができる、超宗教的な儀式に発展させてきた。

その主軸の一番目は懺悔(さんげ)だ。過去の過ちを懺悔するために自分自身を浄化し、生命の価値を改めて感じ、生命の尊厳を自覚させる。このごろは、10代から80代まで、参加者が多様だ。また、参加者が数百人を超えることもある。行事の構成が生命の尊厳性と自身の過ちに対する懺悔と悔恨を与え、次の世代に交感の源泉をなす。祭祀膳に置かれた粉ミルクとお菓子はもう一度、過去を振り返るようにする。また、絶対的に個人のプライバシーは保護することができる制度的な装置もよくできている。

二番目には、誰もが経済的な負担なく参加することができるように無料で行事を進行することだ。しかし、おむつ・ベネッチョゴリ(新生児用肌着)・粉ミルク・お菓子など赤ちゃん用品と未婚母施設で必要な生活必需品は都合に合わせて自ら持って来るようにする。最初は碧雲寺も10万ウォン内外で慰霊祭費用を受けたが、若い層では慰霊祭の参加費よりもビール一杯を飲むことに重きを置き、高齢者は子どもにお小遣い貰って生活するのに負担があり、無料で奉行することにしたという。

三番目は、慈善だ。私の過ちを後悔し、丹精込めて持ってきた様々な赤ちゃん用品などをこの慰霊祭が終われば、全国の未婚母施設に100%寄付する。時によって異なるが、ある時には、なんと2トントラック5台分も集めたりする。

どんな祈りや慰労も慈善を行うことにより、その結果が光るものだ。この慰霊祭は、来る11月15日にも四十九日に週1回参加する形式で新たに開始される。

また、特別に慰霊祭とは別に、個人相談も一緒におこない、近くの開かれた拠り所として、碧雲寺が困難な人々の力になる場所になったらと言う。

ジサン和尚は、堕胎された霊魂が怨恨によって家族に障害を起こすことはとても極少数だと言う。また、「すべてのことは、自分の心の浄化が優先だ。自分を抑えている重い肩が軽くならなければならない。堕胎を障害の悪材料憂患の原因であるかのように、世人を欺き惑わす一部の宗教の暦術人を警戒すべきだ」とし、「できれば、若年層の可妊女性の参加を奨励すると考えており、特にカップル、ボーイフレンドと一緒に参加することが望ましい」とした。

最終的に堕胎に対する恥ではなく、懺悔の場として昇華させて、もっと価値のある、生命尊重の啓蒙的な動機になることを改めて強調している。

碧雲寺 住所:ソウル特別市蘆原区孔陵3棟 388-4 3階
代表電話 : 02-979-0108
ホームページ : www.bwjisan.com
住職:ソクチサン
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  • 入力 2014-11-11 11:30:04