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大衆文化に舞い降りたシングルトン「感じが分かるから?」(1/4)

「食事をしましょう」・1人映画館とコンサートをさがすシングルたち 

インスタント食品レシピプログラム「マートをさまよう貴方のための案内書」、「モクパン(※1)」と「シングル」を合わせた1人世帯ドラマ「食事をしましょう」につづいて、配慮犬と結び合わせたたシングル芸能「ペットリアリスト」まで話題だ。

1人世帯芸能のクラシック「私ひとりで生きる」は地上波芸能の大勢お父さん達を対象に、手ごわい戦争をしており、「あなたひとりで寂しいんじゃないの」という1人用音楽まで出てきた。4軒中1軒は1人世帯の現実の中で大衆文化の中の「シングルターン」に注目する。

人世帯のモクパンソウルフード「食事をしましょう」「マートタン(※2)


  • 大衆文化に舞い降りたシングルトン「感じが分かるから?」(1/4)
「ずるずるずる~」ゆらゆら湯気が出るスープ、炭火の上で「チヂヂッ」燃えあがる花ヒレ肉の絢爛としたマーブリング。実感の伝わるサウンドと画面いっぱいに広がる食感。「モクパン」と「シングル」を結び合わせたtvN「食事をしましょう」は食事を素材にした「1人世帯ドラマ」だ。

食べることが楽しみな独身弁護士スギョン(イ・スギョン)は、退勤後の米ドラマ「ウォーキング・デッド」をみてひとりチメク(チキンとビール)を楽しむことが唯一の楽しみ。近所の人との私的な交流が大嫌いな彼女も、高い花ヒレ肉と高級しゃぶしゃぶの前にはひざまずく。ドラマは1人世帯3年目のスギョンが、おいしいお店のブログを運営して美食家であり保険設計士の1人世帯9年目のク・デヨン(ユン・ドゥジュン)、落ちぶれた金もちの娘で1人世帯入門者ユン・ジニ(ユン・ソフィ)など面倒だが憎めない隣人のシングルたちのおかげで、徐々に心の扉を開けていく過程を見せてくれる。人間は誰でも孤独で、誰かを必要とするという簡明な事実ということだ。

「ひとりでご飯を食べることが気まずい1人世帯」のために合わせたかたちのTV芸能「マートをさまよう貴方のための案内書」は、大型マートの加工食品を調理するノウハウを伝える。2012「マスターシェフコリア」準優勝者パク・ジュヌが、カンフィに冷凍とんかつ、ラーメンなど、インスタント食品をおいしく食べるためのレシピを提供する。「シングル」がモクパンと結びついていることは、「食欲」が原初的な本能だからだ。視聴者達は彼らがご飯を食べる姿を見て、寂しさを忘れる。食べる行動自体が愛着行動と関連しているのだ。

※1・・・モクパンとは、「モクタ」(食べる)、「パンソン」(放送)」の略語で、食べ物を食べながら視聴者とトークをする個人放送を指す新造語から派生し、現在ではグルメ番組を総称する。

※2・・・マートをさまよう貴方のための案内書の省略語。
  • Citylife_パク・チャヌン
  • 入力 2014-01-08 12:00:00




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