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カルチャー > カルチャー > スナックカルチャー・ヒストリーテリングなど、2014文化芸術10代トレンド… Culture 10 Keyword(9/9)
2013年9月、哲学者スラヴォイ・ジジェクが参加した講演に、1万人余りの聴衆が集まった。 ジョセフ・E・スティグリッツの「不平等の対価(The Price of Inequality)」、カン・シンジュの「感情授業」などの人文書籍も同じくベストセラーとして注目された。
しかし人文学に対して関心が高かった、去年の大学街ではこれとは逆に人文学関連の学科が統廃合されながら、純粋な人文学に対する自省の声が高まった。このような状況では、ソフトウェア教育課程を修了した人文学専攻者たちをエンジニアとして選ぶ「サムスンコンバージェンスソフトウェアアカデミー」、人文学と工学の教育を一緒に受けた学生たちを選抜する「ポスコスカラシップ」など、採用時に人文学的素養を確認する企業が増加する見通しである。
慶尚北道漆谷郡の「人文学村づくり事業」、映画と人文学を組み合わせた「人文都市」として選定された釜山市など、自治体の「人文学」特化事業と共に「道の上の人文学」など、博物館・図書館を中心に人文学の講演書籍ブームは今年にも持続する見通しだ。
ユ・ジンリョン文化体育観光部長官は、去年「2013文化隆盛カンファレンス」の基調演説で「文化隆盛は美しさを追求することを越え、文化の価値が社会全般に拡散され、国民一人一人の幸福水準が高くなることだ」と定義し、「国民の幸福を第一に考える」、「人文学的想像力と創意力を加える」、「分かち合いと配慮、和解と共存の共同体づくり」、「各部署の政策に文化の服を着せる」などをその方法として提示した。これにより文化芸術と他分野の協業の拡大が、より強化される見通しだ。しかしこ国政基調の創造経済に対しては「文化芸術=経済的価値」という断片的理解がもたらす誤解に因る短期的経済効果の創出に、あわただしく作ったという指摘も続いている状況である。政府主導で広報館を建てるように近づくという芸術家たちの批判とともに、アーティスト支援を通じた「自由な生態系」からまず作っていかなければならないという意見が力を得ている。