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昼と夜、色を着替える(2/4)

昼と夜、色を着替える 

歴史を抱いた現代版劇場の芸術、明洞芸術劇場

解放後、多様なジャンルの芸術公演が繰り広げられた劇場で、1970年代中盤まで運営された後、門を閉めた。そして34年が流れた2009年に、新しい姿を備えた演劇専門劇場として復元された。建物の外観は、昔の姿を維持している。地下2階、地上5階規模の建物の中には、切符売り場と物品保管所をはじめとする各種便益施設と558席を保有する公演館が設けられている。メイン演劇公演と一緒に、朗読会や演劇教室などが進行される。現在1階と2階廊下には今までの演劇公演関連の写真展示が繰り広げられている。

中区明洞1街54
02)1644-2003
www.mdtheater.or.kr/http://blog.naver.com/mdtheater

そこにあるというだけで明洞聖堂

1898年に完工し、1977年に史跡第258号に指定された明洞聖堂は、韓国最初のゴシック式建築物として知られている。その雄大さは眺めていてもそのまま感じることができる。建物のてっぺんの鐘塔はゴシックスタイルの象徴とされている。内部の姿もやはり見逃せない。礼儀を備え、静かで敬虔に内部の姿をよく見ると良い。ガラスの窓を通して降りてくる日差しは、なぜかさらに暖かくきらめく。聖堂の建物前の駐車広場は、聖堂を背景に写真を撮影するのに適している。ほのかな照明が火を灯す夜の姿も美しい。明洞通りの複雑さが多少手に余るとき、少しの間のんびりした余裕を楽しむことができる開かれた空間だ。

中区明洞2街1
02)774-1784
http://www.mdsd.or.kr

小劇場since1975 三一路倉庫劇場

明洞聖堂裏側、三一路に位置する古い劇場だ。低い上り坂の横の狭い路地に入ると、劇場入り口が出てくる。その外観はその名の通り小さな倉庫のようだ。興行にこだわらず、作品性と芸術性で勝負する名品演劇が歴史の中で数え切れないほど繰り広げられた。外部壁面と内部施設は時代に合わせて少しずつ変わったが、その本来の指向点はそのままだ。公演がある場合にのみ扉を開けるため、電話で確認後、訪問したほうが良い。もちろん、通りすがりにしばし立ち寄って昔の風景の郷愁に浸ってみてもいいだろう。看板と建物自体だけでかすかな昔の思いが浮かび上がる所だ。

中区苧洞1街1-20
02)319-8020
http://cafe.naver.com/samilro
  • Citylife_キム・エジン(写真家)
  • 入力 2012-06-27 12:02:00




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