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ぶらりソウル散歩…時間の町、聖水洞②/③


  • ぶらりソウル散歩…時間の町、聖水洞②/③


一度靴をあわせて履いてみようか?

展示場をめぐった後、1番出口の階段を下れば、桟橋の下に「from SS」、「ソウル聖水手製靴タウンSSTT(Splendid Stylish ShoeTrend)」、「靴と職人」など手製靴専門店がある。「from SS」は手製靴共同ブランド店舗だ。一般手製靴店、リフォームと修繕店など7つの店舗が同一のショップデザインで並んで店を開いている。この店たちは、手製靴を作るための人力、施設、規格などについて聖水区庁から認証を受けた業者たちだ。彼らは百貨店の有名ブランドに手製靴を納品しており、素材、加工法、デザインなどで遜色のない専門手製靴業者だ。女性靴は14万ウォン以内、男性靴は20万ウォン以内で合わせることが出来る。

ここでは国内手製靴1号名匠も店を開いているが、価格は一般の手製靴に比べて高いほうだ。手製靴は世界でひとつだけ、一人だけのための「作品」だという点から、商品価値がある。だから結婚式、特別な記念、プレゼントなどに利用されたりもするが、聖水駅に手製靴専門店が生じて以降、「靴を合わせにここを訪ねる人々」が少しずつ増えている傾向にある。

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デザインと素材を入念に相談してあわせれば、粋と楽さ、そして長い寿命を保証することが出来るためだ。ASも販売した店舗にて直接、すぐに無料でしてくれる。部材がない場合には多少時間がかかることもある。

手製靴を合わせて完成品を受けるまでの時間は店舗ごとに若干の差があるだろうが、大体「1日目ラスト削り:すでに出ているラストを使用する場合も多いが、最高級手製靴はラストを新しく削ってわざと開始する-2日目デザイン:ラストをテーピングしてその上にデザインをする。-3日目パターンメイキング:ラストにデザインされた立体形態をパターン紙に乗せて描く-4日目裁断:革の表面にパターンを載せて製図用銀ペンを使用してパターンの外郭線を移し描く。そして裁断する。-5日目甲皮:靴の上部に該当する革を裁縫する。-6日目底部:ラストに内底をつけて甲革をかぶせる。かかとを付ける。-7日目検査後に出庫」などの手順を経る。世界でひとつだけの手製靴であるだけに、急いで受け取ろうとせずに、彼らの技術を存分に発揮することが出来る十分な時間を与えることも消費者の知恵ということが出来る。「from SS」の営業時間は午前10時から夜8時までで年中無休だ。

聖水駅の近所にはこの他にも25箇所の手製靴共同ブランド店舗である「ソウル聖水手製靴タウンSSST」、城東製靴協会共同ブランドである「靴と職人」など共同店舗と「ライフ製靴」、「Vanessa & di Ma」などの個別店舗と気軽に出会うことが出来る。
  • Citylife第477号(15.05.12付)/文・写真=イ・ヨングン(旅行作家)/参照=ソウルデザイン財団
  • 入力 2015-05-06 17:53:25




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