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カルチャー > 韓国探訪 > [漢江展望台 ①/③] 銅雀大橋の噴水ショー…蚕室大橋リバービュー
滑らかにカーブしたウエストライン。朝露が積もったしっとりとした肌。Sラインが何よりも芸術的な漢江の風景だ。漢江の春はだから挑発的だ。花の化粧に照明の力まで加わった夜の漢江は目がくらむほど美しい。
この漢江をちゃんと見ることができる眺望ポイントがある。川の橋の端にぬっとそびえ立っている展望台のカフェだ。
現在は広津橋・蚕室大橋・漢南橋・銅雀大橋・楊花大橋など、6つの橋にこのカフェが作られている。カフェといってすべて同じカフェでもない。それなりにテーマがある。リバービュー8番街のように、橋脚の下にぶら下がったカフェもあれば、蚕室大橋「リバービュー春」は花をテーマに作られており、花の中に入っているような錯覚を与える。
▶ 銅雀大橋の「雲」「夕焼け」、虹の噴水ショーが一目で
![[漢江展望台 ①/③] 銅雀大橋の噴水ショー…蚕室大橋リバービュー](https://cdn.mottokorea.com/mottokorea/userfiles/2010/03/1.jpg)
< 写真=銅雀大橋カフェ内部 >
展望台の名前に最もふさわしい場所だ。漢江展望台カフェの中で最も高い場所で夜景を楽しむことができる。主人公は「雲」と「夕焼け」のカフェ。ふたつが集まり絶妙な絶景の組み合わせを作りだしている独特な場所だ。
まず雲のカフェ。ここの味は夜にこそちゃんと感じることができる。変わった空の照明はまるで流れ星がぱらぱらと落ちる丘に登ってきたような感じだ。天上に散り散りに埋め込まれた青色の照明は、前面ガラス窓にひとつ残らず映り濃いコバルト色に輝く。盤浦大橋「虹の噴水ショー」を見ることができる唯一の場所でもある。3階内側の窓際の席が穴場。3階の階段を通って屋上に出ると盤浦大橋を目前に見ることができる。
夕焼けカフェは日が落ちるすこし前に訪れるのがいい。夕日がまざりあう時がポイントだ。銅雀大橋を間に置いて雲カフェと向き合う構造だ。名前ほどにコンセプトもちがう。雲カフェが流れる雲のようなら、夕焼けカフェは一層高級な雰囲気だ。コーヒーは濃い余韻のエスプレッソが人気がある。ワインもある。5階の野外テラスでは遠く漢江大橋までソウルの夜景を一目に抱くことができる。
▶ 蚕室大橋リバービューの春、春の花があふれた水面の花園
春の花に囲まれた漢江を一番満足に楽しめるポイントだ。なんといっても、このカフェの名前が「リバービュー春」だ。カフェのテーマも絶妙だ。他でもない花。カフェのいたるところに置かれた花飾りが、春の雰囲気をほのかに作り出す。
ここの運営者は生け花歴30年の女性だ。花と一緒にひょうたんも山盛りに積まれ古めかしさを加えている。椅子は30席ほど置かれている。当然穴場は漢江を一望することができる窓側の席だ。市民公園からすぐエレベーターと階段で連結される。惜しいのは食事。素敵な眺望に次ぐ名品料理がない。しかし簡単な口しのぎの食べ物ならある。
2000ウォン台のトーストと1000ウォン台のスナックだ。コーヒーの価格も安い。アメリカーノは2000ウォン、カフェラテは3000ウォンのライン。
やや甘酸っぱいオミジャ茶と、すこし甘い西洋カボチャのシッケは、リバービュー春でだけ味わえるお勧めメニューだ。パソコンがあり無線インターネットも自由に利用することができる。
▶ 漢江展望台に行く道
銅雀大橋:ここには48台まで車を止めることができる。銅雀大橋の上の駐車場は10分で300ウォンずつ。盤浦漢江公園の駐車場は3000ウォンだ。地下鉄は4号線を利用しよう。銅雀駅1番出口に出て、銅雀大橋方向に70m程度直進すればつく。バスは502番。
雲(02)3476-7999
夕焼け(02)3481-6555
蚕室大橋:302番か2412番のバスに乗って「漢江展望帯駅」で下車。地下鉄も便利だ。蚕室駅7番出口を出て約1㎞蚕室大橋方面に歩くとある。(02)415-4952