トップ > カルチャー > カルチャー > 映画、趣味から習慣になる...映画産業、新ルネッサンス時代
200万人は「善戦」、500万人は「大ヒット」、1000万人は「奇跡」。2003年、韓国映画歴史上初めて観客1000万人を動員した「シルミド」が誕生して以来、映画ファンに通用した興行等級基準だ。映画業界は500万人を超えると大ヒットとして自ら祝い、「1000万」はそれこそ「神がつくりしもの」と感じる。しかし最近この奇跡が容易に見られる。「天が許可すれば可能だ」とされた「1000万」が甲午年の年始から相次いで突発する兆しだ。
先月「弁護人」が1000万の観客数を突破したのに続き、アニメーション「アナと雪の女王」(27日977万人)が1000万人突破を目前にしている。静かに787万人を集める「怪しい彼女」も1000万を狙う。「最近の映画は(スクリーンに)かかっとすれば1000万」という笑い話が誇張ではない。
実際に私たちの映画の興行打率は、昨年に入り大きく上昇した。大ヒットとして見なされる「500万人以上」の作品は2008年に2作、2009年5作、2010年4作、2011年6作、2012年5作にとどまった。しかし昨年は実に11作が出ており、今年は2ヶ月足らずで3作が出た。
「1000万」作品も今年は相次いで突発するものと映画業界は見ている。「シルミド」以来「1000万」は日照りに豆(種)が生えるように突発した。1000万の観客数を越えた「王になった男」と「10人の泥棒たち」が輩出され2012年を除いては1年に2作以上「1000万」作品は出てこなかった。
しかし今年は年始から「アナと雪の女王」を含む2作品が「1000万」を越えるものと予想されて、夏に大型時代劇が相次ぎ待機中であり「常時1000万時代」に対する期待感が高い。
全体的に映画興行スコアが上向きに平準化された一次的理由は、韓国映画の土壌が変わったためだ。
昨年劇場を訪れた観客が始めて2億人を突破した。映画を見る人が多くなるほど興行する可能性が高まったのだ。ショッピングモールと百貨店など、全国の街中のあちこちに巣を構えたマルチプレックスは、映画観覧を「習慣」として定着させた。国内全体の劇場スクリーン数は2184個。10年前に比べて733個に増えた。
思い切って行った劇場が、今はコーヒーショップや軽食屋のような日常の場所になりながら映画観覧の意味も変わった。映画は大韓民国代表の余暇活動だ。芸術的な機能より娯楽的機能が大きいという話だ。統計庁が実施した「2013年社会調査」によると、国民が好む文化観覧中、映画が85.9％で圧倒的だ。博物館は25.8％、演劇・ミュージカルは24.2％にとどまった。
チ・ウソクキョンギ開発研究院の未来ビジョン研究室研究員は「韓国のように勤労時間は長く可処分所得が少ない国では、手軽に行くことができて価格は少なくてすむ映画を好む」とした。
映画が消費されるパラダイムも進化中だ。公開量は多くなり消費周期は短くなった。過去には少ないスクリーンで始まり、クチコミが出ながら着実に観客を集めた。しかし最近は公開初日、広範囲にスクリーンを押さえ短い期間に興行をさらっていくハリウッド方式に変わった。591個のスクリーンで始まった「弁護人」は1000万人に到達するのに45日かかった。一方2005年全国314個のスクリーンで始まった「王の男」は1000万人まで約65日かかった。
チョン・チャニル映画評論家は「見たい映画を見るのではなく(スクリーンで)かかっていれば見るという話だ。流行だから見る「同調現象」が強い。1000万映画の感じが過去に比べてとても軽くなっている」とした。
韓国映画産業が先進国水準に到達したという見方もある。大々的な量の攻勢で興行を掘り起こす方式は、企画力とマーケティング、投資配給と同じシステムが興行を左右する。
「国家代表」を制作した映画制作会社リアライズのウォン・ドンヨン代表は「韓国映画産業がシステムを備えたと見ることができる。今はコンテンツだけある程度支えてあげれば1500万、2000万も可能だ。韓国映画がどんな姿に爆発するのか期待される」とした。
映画、趣味から習慣になる...映画産業、新ルネッサンス時代
国民86％が一番好きな趣味は映画鑑賞、全国スクリーン数2184個...10年間で800個増加
先月「弁護人」が1000万の観客数を突破したのに続き、アニメーション「アナと雪の女王」(27日977万人)が1000万人突破を目前にしている。静かに787万人を集める「怪しい彼女」も1000万を狙う。「最近の映画は(スクリーンに)かかっとすれば1000万」という笑い話が誇張ではない。
実際に私たちの映画の興行打率は、昨年に入り大きく上昇した。大ヒットとして見なされる「500万人以上」の作品は2008年に2作、2009年5作、2010年4作、2011年6作、2012年5作にとどまった。しかし昨年は実に11作が出ており、今年は2ヶ月足らずで3作が出た。
「1000万」作品も今年は相次いで突発するものと映画業界は見ている。「シルミド」以来「1000万」は日照りに豆(種)が生えるように突発した。1000万の観客数を越えた「王になった男」と「10人の泥棒たち」が輩出され2012年を除いては1年に2作以上「1000万」作品は出てこなかった。
しかし今年は年始から「アナと雪の女王」を含む2作品が「1000万」を越えるものと予想されて、夏に大型時代劇が相次ぎ待機中であり「常時1000万時代」に対する期待感が高い。
全体的に映画興行スコアが上向きに平準化された一次的理由は、韓国映画の土壌が変わったためだ。
思い切って行った劇場が、今はコーヒーショップや軽食屋のような日常の場所になりながら映画観覧の意味も変わった。映画は大韓民国代表の余暇活動だ。芸術的な機能より娯楽的機能が大きいという話だ。統計庁が実施した「2013年社会調査」によると、国民が好む文化観覧中、映画が85.9％で圧倒的だ。博物館は25.8％、演劇・ミュージカルは24.2％にとどまった。
チ・ウソクキョンギ開発研究院の未来ビジョン研究室研究員は「韓国のように勤労時間は長く可処分所得が少ない国では、手軽に行くことができて価格は少なくてすむ映画を好む」とした。
映画が消費されるパラダイムも進化中だ。公開量は多くなり消費周期は短くなった。過去には少ないスクリーンで始まり、クチコミが出ながら着実に観客を集めた。しかし最近は公開初日、広範囲にスクリーンを押さえ短い期間に興行をさらっていくハリウッド方式に変わった。591個のスクリーンで始まった「弁護人」は1000万人に到達するのに45日かかった。一方2005年全国314個のスクリーンで始まった「王の男」は1000万人まで約65日かかった。
チョン・チャニル映画評論家は「見たい映画を見るのではなく(スクリーンで)かかっていれば見るという話だ。流行だから見る「同調現象」が強い。1000万映画の感じが過去に比べてとても軽くなっている」とした。
韓国映画産業が先進国水準に到達したという見方もある。大々的な量の攻勢で興行を掘り起こす方式は、企画力とマーケティング、投資配給と同じシステムが興行を左右する。
「国家代表」を制作した映画制作会社リアライズのウォン・ドンヨン代表は「韓国映画産業がシステムを備えたと見ることができる。今はコンテンツだけある程度支えてあげれば1500万、2000万も可能だ。韓国映画がどんな姿に爆発するのか期待される」とした。
- 毎日経済_イ・ソニ記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2014-02-27 17:00:42
