トップ > カルチャー > 韓国探訪 > 月夜に故宮

月夜に故宮

게시판 

「料理至尊」パク・チャンイル シェフも泣いて喜ぶ桜のレシピだ。メイン料理は韓国的な味をたっぷり含んだ大韓民国の顔「故宮」。ここで月夜、つまり「日焼け(sun tan)」ではなく「月焼け(moon tan)」調味料をパタパタとふる。忘れるところだった。廉価に「ソウル5宮」をすべてチェックできる乗り物、「シティーツアーバス」をおおさじ1杯。どうだろうか。この頃になればパク・チャンイル シェフもよだれをたらたらと流すようではないか。

◆故宮ツアーのハイライト景福宮

  • 月夜に故宮
うんざりしてもしかたがない。名前から見ていこう。景福宮・徳寿宮・昌徳宮・昌慶宮・慶熙宮。というわけで、ソウルの宮殿ツアーはぴったり5コースだ。観覧料もかかる。タダで見ることができる唯一の宮は慶熙宮。ほかはそのまま入ることはできない。昌慶宮と徳寿宮は1000ウォン、景福宮と昌徳宮が3000ウォンだ。

当然だが、そのまま行ったのでは面白くない。さいきん人気の「ホット」コースは月夜の故宮ツアーだ。「えっ、夕方6時には門が閉まるけど...」とおっしゃる読者諸兄、旅行コースだ。そのとおり。とはいえ、例外がある。一年にきっちり2回、2週間も月夜の故宮ツアーが許される時期がある。きっちり2週間でインターネット先着順の入場だとすれば、これは競争率はハンパではない。

プロ野球のプレーオフなどで見かけるダフ屋も登場する。昨年、景福宮の夜間開放時には、3000ウォンの入場料が2万ウォンで取り引きされたりした。インターネット前売りはまさに想像を超越。通常は1日2000人ずつに入場者を限定するのだが、毎回1分で終わる。

このような時はあわてず心を空にした後、安らかに運を信じてゆっくりとあせらずにクリックすれば終わり。この春には昌慶宮(4月29日~5月11日)と景福宮(4月30日~5月12日)がそれぞれ12日ずつ、月夜にやわ肌を見せてくれる。

景福宮は故宮ツアーのハイライトだ。歴史と規模の面では断然トップの、朝鮮王朝第一の正殿だ。訪問前に知っておくべき常識のいくつか。王の権威を象徴する勤政殿と王妃の寝室の交泰殿など、建物数百棟があったと言われたが、文禄の役で焼失した。しかし痛みは後を絶たない。興宣大院君の指揮の下で再建された景福宮は、日帝時代に再び撤去など屈辱を経験して「悲運の宮」とも呼ばれる。

規模と象徴性が一番であるだけに、映画・ドラマの定番撮影地もここ。ドラマ「宮~Love in Palace」をはじめとして「太陽を抱く月」、1泊2日でことごとくここを経た。

必ず見なければならない桜のポイントは香遠亭。桜で色とりどりに染まった湖の、まんなかに丸く亭が見える。秋には紅葉の名所に急変するので、必ずチェックすること。

月夜の昌慶宮も圧巻だ。貞熹王后、安順王后、昭惠王后ために成宗が昔の壽康宮跡に建てた宮だ。二卵性双生児宮の「昌徳宮」が横にくっついているので、連携観覧は必須だ。夜間には弘化門の明政殿とともに、張禧嬪の思いがたちこめる通明殿を見ることになる。

桜のポイントは北行閣(承旨秘書室)の近く。感興を得られぬというのであれば、別の場所に「リコール」してさしあげよう。断言するが、後悔はない。

◆いつも月夜ツアーが可能な徳寿宮

  • 月夜に故宮
  • 徳寿宮の夜景[写真提供=韓国観光公社]

徳寿宮は熱を帯びる。その石垣道のせいで、恋人商売はいつもめちゃめちゃになる。それでも月夜には羽を伸ばす。故宮の中で唯一、月夜のツアーが可能なところ、まさに徳寿宮(夜9時まで入場)だからだ。

徳寿宮には必ず寄らなければならない「ビッグ3」の見所がある。その一番は中和殿。1902年建立された徳寿宮の正殿だ。現在の建物は建てて2年めに咸寧殿の大火災で灰になった後、1906年に単層八角形の屋根の形で再建されたものだ。中和殿が「ビッグ3」のポイントに挙げられるのは秘密の場所だから。唯一、火曜日・土曜日の午前9時から午後4時までだが、門が開かれる(ただし室内撮影禁止)。

高宗皇帝は音楽を聴きながらお茶を楽しんでいた朝鮮版「スターバックス」静観軒もポイントだ。

ふわふわカーペットが敷かれていて、気楽に上がって高宗が座った椅子に直接腰をおろしてみることができる素晴らしい体験まで行うことができる。この静観軒を設計したロシア人サバチンは、明成皇后の殺害場面を目撃した後、日本の蛮行を世界に知らしめた人物であることも理解しておくべし。

最後のポイントは有賢門。咸寧殿の裏庭に入る門だが、この門を過ぎると頭が良くなるという説(?)が広まり受験生が必ず通る場所でもある。

  • 月夜に故宮
  • 桜が満開の昌徳宮

後苑をいだいた昌徳宮もたまに月光紀行プログラムが進行されるので、ねらっておくべき。

壬辰倭乱の時に宮廷が燃えた後、高宗が景福宮を建てるまでの正宮(王が起居する空間)の役割を果たしたところである。ユネスコ世界文化遺産に登録されたほどに、原型保全がうまくいった宮でもある。

昌徳宮の桜見物で重要なポイントはやはり後苑だ。王が密かに休憩をとる空間だが、いま行けば色とりどりの桜のトンネルの間に密かに並ぶ庭園とあずまや、蓮池などを一度に見ることができる。ここだけは一般入場(3000ウォン)より2000ウォン高い「後苑特別観覧」(5000ウォン)コースを選択すること。

秋には、ここ後苑のもみじの葉陰で本三昧に浸れることができる紅葉狩りイベントの「一冊の本」も開かれる。お見逃しなかれ。

■故宮ツアーを100倍楽しむヒント

▲月焼け故宮ツアーを予約するには? インターネット前売りはオークションチケット(ticket.auction.co.kr)。昌慶宮は4月22日午後2時から、景福宮は4月23日午後2時から可能(1人当たり2枚に制限)。

▲故宮ツアーの動線は? 5つをすべて見るには1泊2日コースが適している。動線に沿って分けるなら昌徳宮・昌慶宮をまず、そして別の日には景福宮・慶熙宮・徳寿宮をツアーする。徳寿宮は必ず最後にまわる。夜9時まで見ることができるからだ。

▲休みを知っておくこと=景福宮は毎週火曜日、残りの4つの宮は毎週月曜日が休みの日だ。

▲スマートツアー法=「2階建てバス」もシティツアーバス(料金1万2000ウォン)に乗ればよい。故宮・清渓コース(1時間30分)を利用すれば、宮殿と一緒にソウル風物市場・歴史博物館・仁寺洞まで、ソウルをすみずみまで見学できる。
  • 毎日経済_シン・イクス旅行/レジャー専門記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-04-11 15:36:13